ウィークエンドに、Trader's Blog をざっとチェック。
日常生活でも、メンタルな面というのはデリケートなもの。
ちょっとしたことで迷走、混乱、軌道を外れて彷徨いがちです。
トレーディングの場合、一つのスキルを身につけるには、短くても1週間、できれば2週間かかるのが普通ではないでしょうか。
つまり、その間、ずっと同じルールでトレードすべきなのです。
ですが、できているのかどうかがハッキリしないうちに、次のステップへ進むとどうなるのか。
そんなに急いでどこへ行く? という状態に陥るわけです。
あれほど2本目で入った方がいいよ、と書いているのに、そこから一本とか二本遅いタイミングでエントリーしてみたりするわけです。
何故そういうことをするのでしょうか?
たぶん、たまたま勝てなかったり、負けが続いたりすると、やり方を変えてしまうのでしょう。
思いつきや気まぐれで、勝手にルールを変えて、果たして勝てるようになるものでしょうか?
何故3銘柄ホールドなのか?で大事なことを書いています。
スキルを身につけるためのポイントで書いたことの繰り返しなのですが・・
まずは、アタマの中で銘柄選択ができていなければ、なりません。
手仕舞いも、3銘柄以上を同時エントリーしていないと、大いに不利になるのです。
銘柄選択が正しく行われていなければ、エントリーし、手仕舞いをしても、結果には繋がらないのです。
なぜなら、脳内で選択した銘柄が、その時点で、すでに選択すべき銘柄ではないからです。
開始から2分の時点の銘柄から3つを選ぶ。
そしてそれを紙に書いて、1週間続け、結果を検証する。
とてもシンプルでわかりやすい方法です。
この方法で、1週間1250ドルが獲れなければ、絶対に勝てるようにはならないのです。
やるべき事は、エントリーする銘柄名を3つ紙に書くだけ。
そしてそれをチャートで追いかけて検証する。
優先順位の決定をマーケットの状態にあわせ、柔軟に対応できているでしょうか?
何故紙に書くのかというと、3銘柄選択のためのパターン認識に、持てる集中力を全て投入するためです。
次に執行をしなければ・・という焦りとは無縁の心理状態にまず自分を置いてみる。
そしてその状態で3銘柄を正しく選択できるかどうかを、試してみるわけです。
やって損はないのです。
ですが、見たところ、誰一人として、それをブログで実行し、検証した人はいないようです。
行き詰まっているのなら、バカ正直にやってみても、損はないと思うのですけどね。
「急がば回れ」という諺がありますが、肝心なところを端折ると、結局時間ばかりが、かかってしまうことになります。
わかっていることと、できることは全く別物なのです。
出来るようになるまで、正しい方法で訓練をする、などということは、あなたが普段働いている会社では、まずやらないはず。
何十年もそういう訓練を全くやったことのない人が、すぐに出来るようになるでしょうか?
いってみれば、楽器の練習と同じことなのです。
あなたのブログでは、前日の自分のトレードを、第三者にわかりやすく明快に説明できているでしょうか?
どこがまずかったのかが、明確に書かれているでしょうか?
そしてその対策や、実行スケジュールにまで言及できているでしょうか?
できなければ、出来るようになるまで、コツコツ繰り返す。
工夫をするというのは、ルールを変えるということではありません。
2本目で入るのは時間がないから、3本目でエントリーする。
これは工夫ではなく、逃げ以外の何物でもありません。
何のために、今のトレーニングをしているのか?
そしてその練習方法は、あなた自身が満足できるレベルにあるのかどうかです。
マーケットが始まるのが待ち遠しく、エントリーが楽しい。
そういう心理状態でトレードができているでしょうか?
今の自分と向き合う勇気を持つ!
人生逃げてはダメなのと同じですね。
トレードでも全く同じ事が言えるのではないでしょうか。
諦めるのは、全てにチャレンジし尽くしてからでも遅くはないはずです。
総力を挙げ、全力で取り組む。
そういう姿勢が欠けてはいませんか?
今年も残りあと半分です。
というわけで、今日は私も含め、さらなる精進のための気付け薬として書いてみました。
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