というわけで、何も決めずに書き始めたわけだが・・
じゃあ、去年の今日は何を書いたのかというと、アクセスが増える記事を書くには?
2年前はというと、トレードのスレッドばかりなので、その前後の記事を探すと・・
2012年はというと、代車
2011年はマルチタイムフレームと5分ギャッププレイ
このやり方だと、今日はよい銘柄がなかったですね。
現在の方法の方が遙かにチャンスが多くなることがよくわかるはず。
この5年間の進歩は確実にあったということです。^^V
2010年は 消えるCS5
2009年は、セミナー動画オンライン視聴(有料サービス)をアップデート
2008年は神戸へ引っ越す前月
ではうんと前に戻って1999年
990703 Sat.
アメリカで氾濫している無謀なデイ・トレーダー
アメリカでは5千人以上が、プロフェッショナル・デイ・トレーダーとしてトレードをしているという書き出しで始まる特集が、掲載されているが、デイ・トレードで利益を出すことができるのは、約三分の一だけだとも報じているMSNBCで、デイ・トレーダーの典型的なケースが3例紹介されている。
このリンク先は、翌日以降には変更されるかもしれないので、要約してご紹介。
まず、最初のケース。
Chris Lorenzen 氏は、年齢層で分類すると、25歳から35歳のグループに属するというが、年間12万ドル以上の利益を出すことができる、いわば成功したトレーダーのようだ。
大学教育を受け、きちんとした職業にもついていた彼は、多くの成功したトレーダーの平均年収12万ドル以上を上回り、1998年は50万ドル近くを稼ぎ、今年は100万ドルを目標にしているという。
シカゴ商業会議所で事務員として働いていた4年前の彼の年収は1万2000ドル。
ビジネスを勉強し、本で得た知識で、親から6万ドルを借りてトレードを始め、1年半の胃が痛くなるような戦いの末に、彼はようやく利益の出せるトレードが、できるようになったという。
今や彼は9万5千ドルのポルシェに乗って、高級レストランで食事をする生活を手に入れたようだ。
彼はシカゴにある La Salle Street Trading でトレードをしている。もちろんここでのトップトレーダーの一人だろうが、La Salle Street Trading の創業者の一人である Michael Rubenstein 氏は、彼が「非常に自制心があり、ルールをよく守り、毎日欠かさずトレードをする」トレーダーだと評価している。
一日の平均取引は15万株だというが、平均的なデイ・トレーダーの一日約35トレードより相当頻繁にトレードしているようだ。
大きいロスを出さないために、少しのポジションしかホールドしないというが、1ヶ月で損失を出す日は3日程度で、今までの、一日の最大のロスは8000ドルだという。
成功の秘訣は、「この仕事に向いていたことと、運がよかったからだ」という。
次のケース
Aaron Newman 氏、若干23歳は、EdgeTrade.com を通して自宅からフルタイムでトレードを始めたようだ。
EdgeTradeで3週間2500ドルのトレーニングを受けたという。
彼は初日から、あまりにも「アグレッシブ」にトレードをするため、EdgeTrade の CEO、 Joe Wald 氏は、千株単位から百株単位のトレードに落とすようにアドバイスをしたというが、それでも安定した利益を出すことはできなかったようだ。
ほとんどのトレーダーは、最初の6ヶ月で、1万ドルから10万ドル以上の損失を出すという。
3番目のケース
John Skiersch 氏、33歳は、Johnny Vegas という芸名の芸人だったというが、何と彼は20万ドルの損失を計上した。
一日半のトレーニングだけで、遺産相続で得た資金12万5千ドルをもとにしてトレードを始めたが、コンドミニアムを売って資金を作り、クレジットカードで借金をして、トレードへ、「のめりこんで」行ったようだ。
記事では最後に、証券取引委員会(SEC)のコメントとして、デイ・トレードはリスクが高いという事実を十分認識して、マーケットを良く知り、きちんとしたできるだけ良い教育を受けることが、絶対に必要だと強調して結んでいる。
詳細は、原文を読んでいただくとして、感想は「無謀」という一言につきる。
教育は大きな要素で絶対不可欠。それでも成功する保証はないという世界だ。
3番目の彼は、一日半のトレーニングだというが、この程度の期間のレベルの教育では、ロスをするのは当たり前だろう。
またこれほど「のめり込む」のはセルフコントロールができないということになるだろうし、これは2番目の「アフレッシブ」過ぎるトレーダーにも共通して見られる、失敗するトレードのスタイルだ。
自分の記事の引用なのでラク。(笑)
というわけでもう一発!
990707 Wed.
トレーダー Watch
トレードフロアにはいろいろなトレーダーがいる。個性的なキャラクターが多いのでご紹介。すぐにいなくなってしまう人が多いのが玉にキズ?
テクニカル分析教授B
まずは、いつもチャートで銘柄を分析していた教授からご紹介。
PCQuart についている機能を駆使して、何とかしてパターンを見つけようとしていたが、単純な必勝パターンが簡単に見つかるとは思えないのだが・・。
とにかく熱心だ。朝方の乱高下の幅を観測したりして、時々「Hajime すごいことを発見したぞ」と説明をしてくれる。
が、その割にその新発見の法則に従って、買っているのかといえばそうではないのだ。不思議。冷静でいい人なんだけれど、Jに言わせると、「あれはゲイかもしれないぞ」。
そういわれればそうかもしれないなあ。でも肝心な時に買えないというか、気が小さいようで、こわごわ買うのだが、その割には儲かっていないようで、半年ほどでいなくなってしまった。
根アカのコメディアンおじさんA
彼は明るい。
常に楽しそうに大声で話してるから、かなり向こうで話していてもこちらまで聞こえてくる。特に彼が買った銘柄が上がって来る時はテンションが高くてすごい。
話しているうちに興奮して最後は笑い声になってしまうという、凄いエネルギーの持ち主。
場が明るくなるので、みんなの人気者。
でも半年ほどであまり来なくなり、その後時々笑わせに来ていたけれど、最近はバッタリ見かけなくなってしまった。
でも彼はいいキャラだったのになあ。
残念。
韓国の勝負師R
何でもあり。
オプションから、ヤフーから、得体の知れない銘柄まであらゆるものに手を出すが、アップダウンが激しいようだ。かなりの資金があるようだ。
一時大きなマージンコールを出して、オールテックシアトル店の社長マイクが怒ってた。
結構長く続いているが、最近はちょっと良くないようだ。
ただそれでも平然としている。
「今日はどうだい」と時々声をかけ合うが、私は大体「今日もいいよ」とワンパターンの返事が多いので、「いつもいいんだなあ!どうしてなんだ?」と、彼もワンパターンで応答する、という感じだ。
個室でトレードをしているのだが、いつもガールフレンドのRと一緒で、彼女もトレードをしていたが、どうやら喧嘩をしたみたいで、ガールフレンドのRは個室からいなくなり、別の若い男と並んで、皆のいるフロアでトレードをしている。
美人トレーダーE
彼女もトレード歴は長い。
韓国の勝負師Rの元ガールフレンドのRと並んでトレードをしている。
背は結構高いし、金髪でなかなかの美人。スタイルもいいしね。
ただ、トレードの回数がやたら多い。ということは、オールテック側から見れば、手数料をどんどん払ってくれるいいトレーダー。
私なんかは比較的トレードの回数が少ないから、そういう意味では悪いトレーダーか。
彼女の成績はまあまあのようだ。独身のようだけれど、トレードばっかりしてると、ボーイフレンドが見つからないよ。
とオヤジのノリになってしまった。まあ、いるのかもしれないし、どちらにしても余計なお世話ですね。
中国の石油商おばさん
特に愛想がよかった。
いろいろ教えてあげたこともあるからね。トシも近いし、同じ東洋人だからだろう。
中国で石油関連の仕事をしているようで、結構お金持ちのようだが、株のことはあまりよく知らないというか、大丈夫かな?という印象だった。
こわごわトレードしているようで、時々アマゾンをやったりしてロスを出すとメチャ弱気になる。
気の毒になってシスコの買い時を教えてあげたりしたけれど、買わないんだよね。
混乱してしまって、結局リタイヤしたようだ。中国へ戻るともいってたしなあ。
元マイクロソフトのH
彼は儲かっているようだ。
私がワイヤレスモデムのリコシェを使っていたら興味を持ち、デカイIBMのラップトップとリコシェという組み合わせで使い始め、私を紹介者として登録してくれたため、私のリコシェの使用料が数ヶ月タダになった。
ありがとうね。
彼のデスクにはキーボードがスルスルと出てくるトレイが付いている。
自分でとりつけたようで結構器用だ。
椅子とキーボードの高さをアジャストするためにこのトレイをセットしたという。
キーボードの使い過ぎのため、腕の肘関節を手術したそうで、見たくなかったけれど、わざわざ両手の手術跡を見せてくれた。
頭は禿げかかっているけれど、インテリっぽくていい人。
リッチ(過ぎる)フレーバーのゴージャスおばさん
いつも香水をつけすぎだけれど、臭いよりはいいか。
トレード前の見学の時にはキツーイ香水を付けていたため、気分が悪くなりかけたことがあって、よく覚えている。
いつもラップトップで計算しながらトレードをしているので、トレードをしようかどうかを決めるために見学に来る人の、どうやら巡回コースに入れられているのだが、このおばさんは熱心だった。
トレードをするようになったら、私が使っているエクセルの計算ソフトを売ってくれという。適当に作ったものだし、「コピーしてあげるよ」といったらとても喜んで、おばさんがトレーニングを受けている時も、よくそばへ来ては挨拶をしてくれたこともあり一応気になってはいたのだ。
トレードを始めたら、エクセルの計算ファイルをあげようと思っているうちに、すぐにいなくなってしまった。ちょっと化粧も濃かったな。
ウガンダのJ
アフリカから来ているが、アメリカは長いようだ。
ちょっと発音にクセがある。まあ、オレだってクセがあるからおあいこかな?
でも黒人のトレーダーは珍しい。
彼もフレンドリー。一度ランチを一緒にどうだってことで、奢ってくれることになって出かけたけれど、朝の10時頃だと時間が早くて、どこも開いてない。
しかたなく近くのモールでホットドッグ!。
どうもトレードがうまく行かないので、「お金を貸してくれるか、どうすればいいかを教えてくれ」というなかなか率直な提案。で、お金は貸せないけど・・
とトレードについてポイントになることを話すと、結構熱心にメモをしていた。
奥さんがアコーディオンを弾いている写真や、ウガンダの大統領と一緒に写っている写真を見せてくれた。
結構ウガンダ人会?では名士のようだ。
メルセデスに乗っているから、まあお金持ちなんだろうなあ。
最近は、韓国の勝負師Rと同じ個室でトレードをしているが、あまりよくないようだ。
せっかく、仲良くなったらと思ったら、いなくなってしまうというのは、結構淋しいものがあるけれど、こればかりはどうしようもない。
これがトレード。
人が良すぎたり、喜怒哀楽が激しかったりすると、冷静な自己コントロールが難しいのかもしれない。
だから、トレードフロアに残っているのは、冷徹なトレーダーばかりなのか?
でもそうではないと思う。
成功しているトレーダーの共通像としては、あまり口数は多くない。
けれど話してみると、結構みんな情熱家だ。
集中しているから、ウロウロと人のところへ来たりはしないけれど、だからといって人間的に冷たいというわけではない。
でも雰囲気はどちらかというとCOOLかな。
というわけで・・
皆さん良い週末を!