CQGには、秒足チャートを表示できる機能があります。
ナスダック総合指数の3分足チャート
CQG以外のチャートだと1分足チャートが最短のタイムフレーム。
ナスダック総合指数の30秒チャート
では30秒チャートは、どういう場面で威力を発揮するのか?
ヒヨコマメ日記 6月26日(金)を例に説明をします。
この方はセミナーを受講されてから、ようやく1ヶ月。
これだけ3銘柄同時ホールドができるというのは、経験の多いトレーダーでも、簡単にはできないトレーディングではないでしょうか。
36分にエントリーした3銘柄は+350ドル。
残念なのは33分の3銘柄で565ドルのマイナスとなってしまっている点です。
エントリーした足が反対色なので、本来は3本目のアタマで手仕舞いです。
そうすれば、マイナスは少なくて済んだはず。
さて下は30秒足のチャート。
上は最後のローソク足が2分30秒の時点の表示。
このあと陽線がヒクヒクするわけですが・・
その時点で次の足のアタマでのアクションをどうするのかを決めるわけです。
最後の4本で最も長いローソク足だということは、次に反対色のローソク足が出てもおかしくないというローソク足フォーメーション。
そのあと陽線がヒクヒクしているのを見たら、エントリーは見送りたくなるはず。
さてこの銘柄は、1本目が長過ぎますね。
ご本人も書かれていますが・・
1本目が神風ギャッププレイパターンより遙かに長い足となっています。
236ガイドラインが、上30%の位置を横切っています。
つまり長過ぎるのです。
こうした長さの足のあとでエントリーすると、リスクは高くなります。
これは見送るべきパターンでした。
さて次のTRIPですが、まあマイナス60ドルなので大きな問題ではないのですが・・
30秒足での2分半の時点の表示ですが、これを見たらロングサイドへは入りたくなくなるはずです。
この時点で陰線が出ているわけですから、すでにロングサイドへのトレンドは変わり始めているのです。
3分足の2本目のアタマで、エントリーする場合、できれば1分足を見た方がいいと、ここでも何度か書いています。
ですが理想は30秒足チャートを見ることです。
ただ秒足チャートは、CQGというチャートソフトでなければ、表示できないのです。
ですから他のチャートソフトを使われている場合は、どうしても最短のタイムフレームである1分足になってしまうわけです。
慣れれば、1分足も30秒足チャートも同じように見る余裕が出てきます。
30秒チャートのメリットは2分半の時点で、5本のローソク足で形成されるフォーメーションを知ることができるという点です。
1分足なら2本しかありません。
つまりローソク足の本数が多いため、ローソク足フォーメーションのパターン精度が上がるのです。
ということは、トレンドの転換を、いち早く知ることができるという大きなメリットのあるタイムフレームだということになります。
このように、30秒チャートを使うと、逆サイドへのトレンドに変化し始めているパターンなのにエントリーしてしまった・・
というリスクを、大幅に下げることができるのです。