人は何百年も前から、悩みや苦悩を文章で表現してきたという歴史を持っています。
1980年以降の研究では、つらい体験を書くと気分がラクになるばかりか、病気を癒し、免疫力が高くなることがわかってきているそうです。
米国医師会報(JAMA)の論文では、ぜんそくや慢性関節リュウマチの症状にも効くという結果が発表されています。
テキサス大学の心理学教授ジェームスペネベーカー氏は大学生を対象に、悩みを記述させたグループと、部屋の様子などの詳細を記述させたグループを比較。
同じ頻度でクリニックへ通っていた両方のグループを比べると、悩みを書いたグループは50%もクリニックへ行く頻度が減ったというのです。
別の研究では、血液中のリンパ球が増えて血圧も下がることがわかっています。
どんなに健康な人でも、過去の友人との口論や仕事の失敗などで、心に傷を負っているもの。
記述するという作業を通じて、悩みを理性として捉えられるようになるというのが専門家の意見です。
書くことで不安が心に与える衝撃が和らぎ、不安の程度が弱まるのだろうと、推測されています。
面と向って気持ちをぶつけ合うと、かえって問題がこじれることがあります。
手紙なら、その心配がないうえ、書くことで自分へも語りかけることができるのです。
精神科医によると、書くことによって、カウンセリングを補う効果もあるといいます。
悩みを記述することで、「自分の心の中をのぞくことができる」からでしょう。
つまり書くという過程で自信や自尊心が養われ、カウンセリングの治療効果が高まるのだそうです。
ブログや掲示板で、分からないことを聞いたり、情報交換をしたりすることが、健康にいいなんて、最高ですね。
トレーディングで損失を出したときは、自分のブログへ書きこめば、心の傷が癒される?
書けば心に泉湧く。
なんてね。(笑)
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