ネット上では様々な意見を目にするが、最も酷いのは、経済や株に関する予測だ。
上は上海総合指数の月足チャートだが、アップトレンドの堅調な動きで推移している。
記事にある「バブル崩壊の不気味な地鳴り」というのは、何を根拠にしているのか?
すべてファンダメンタルな動きを組み合わせ、勝手な推測をしているだけに過ぎないのだ。
「3月16日月曜日、ブラックマンデー」説 市場関係者が身構える「大暴落」 気をつけろ!
ブラックマンデーとは、'87年10月19日から始まった米国発の世界的株価暴落劇のこと。史上最大かつ最悪の金融事変で、この日が月曜日だったことから「暗黒の月曜日」としていまなお語り継がれる。この日、ダウ平均は一日で20%以上も下落。パニックは瞬く間に世界中に伝播し、日本でも翌20日に日経平均株価が15%も急落する大惨事に発展した。
これはダウ平均の月足チャートだが、縦線の位置が'87年10月のブラックマンデーだ。
だがマーケットは1929年の大恐慌の方が何倍ものダメージを受けていることが分かるはず。
史上最大かつ最悪の金融事変というのは、大恐慌のことであって、87年ではないのだ。
つまり煽りすぎだということ。
実は一部の市場関係者の間では、「次のブラックマンデー」の日付が具体的に指摘されている。
いま再びのブラックマンデーがあるとすれば、今年3月16日の月曜日が危ないというのだ。あとわずかひと月余り先のことである。
ははは、そんなハナシは聞いたこともないのだが、何を根拠にしているのだろうか?
「金(ゴールド)の価格が上がり始めています。世界中のマーケットにはジャブジャブとカネが溢れていて、いままでそれは米国株を中心としたリスク資産に流入していた。しかし、ここへきて投資家たちがなにかに怯えるように、『有事の金』へ資産を移し替えている。これからなにが起きるのかわからないというマーケットの不安を象徴しています」
では金のチャートを見てみよう。
月足チャートだが、誰がが買っているというのだろう?
まだダウントレンドで下げ続けている。
下げ止まった様子もないのだ。
バカも休み休み言って欲しいもの。(笑)
たとえば米国市場は、一日にニューヨークダウ平均が300ドル以上も動くジェットコースター相場に突入。株価変動率が歴史的な低水準だった昨年とは風景が様変わりしている。過去の歴史的な株価暴落劇の前にはこうした壊れた機械のようにグラグラとふらつく相場が見られることから、「短期的な大幅上昇と急落の繰り返しは'87年10月のブラックマンデーや先の金融危機前の状況に似ている」(ロイター)と、その先に歴史的な暴落が連想され始めた。
株式評論家の渡辺久芳氏も言う。
「米国株は史上最高値を取るまで上昇してきたのに、出来高はリーマン・ショック以降、一貫して減少していることが気になります。皆が買っているため、売り物が出ていないということ。こうした状況で株価が大きな調整に入ると、これまで溜まっていた売りが一気に顕在化する危険性がある。つまり、売りが売りを呼ぶ状態になり、さらに売りが加速してしまうのです」
ともっともらしいことを書いているが本当だろうか?
下のチャートはナスダック総合指数のナスダック100銘柄が売買できるQQQのチャートだ。
出来高はリーマン・ショック以降、一貫して減少しているだろうか?
大嘘だということがわかるだろう。
マーケットバンク代表の岡山憲史氏も言う。
「大暴落相場になれば、ヘッジファンドはブラックマンデーの時と同じように先物からどんどん売り浴びせてくるので、個人投資家は対応できません。
これも大嘘である。
対応できないのはチャートも見ない、お前のようなヤツだけだ。(笑)
投資信託を運用している会社は、チャートを監視しているため、これはまずいというポイントに来れば、自動売買プログラムで売るようにプログラムされているのだ。
そのため、チャートには必ず兆候が現れる。
だから何も心配する必要はない。
こういう記事を書いている連中はチャートを見る力がないので、ファンダメンタルな事柄を組み合わせ、自分に都合の良い記事を書くわけだ。
チャートの一つもない記事は、絶対に信じてはいけない。
これは鉄則だ。
くれぐれもご注意あれ!
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