松井証券「一日先物取引」の破格のコストなど、ネット証券で新サービスや値下げがスタート!
を読むと、手数料が安いという、いわゆる「低コスト」を前面に押し出した記事となっている。
だが手数料がいくら安くても、勝てなければハナシにならない。
1月23日(金)の日経ミニの3分足チャートを見ると、問題は出来高の少なさだ。
最初のローソク足だけが500ティック以上。
こちらは同じ日の、ナスダック株式市場のアップル。
圧倒的な数のティック数だ。
では記事で紹介していた、日経225先物取引、基礎知識と10のメリットを引用羅列してみよう。
(1)銘柄選びに悩まない~日経平均とほぼ同じ値動きをする「指数先物」
指数が動かなければ稼ぐことのできるチャンスがないわけだ。
(2)少ない資金で大きな資金が動かせる証拠金(レバレッジ)取引(11/21現在で最大レバレッジ約25倍)
高いレバレッジは、負けたときのリスクが高いことを忘れてはならない。
(3)少額から取引が可能(日経225ミニなら10万円前後から)
少額から取引が可能なため、高いレバレッジで大きく儲けたという心理が働く。
(4)最低証拠金額を割り込まない限り、同一資金で1日に何度でも回転売買ができる
単独銘柄で何度もトレードをすれば、負ける確率だけが大きくなるのだ。
(5)下落局面でも売り建てで利益が狙える
これは結果論。
(6)夜間も(午前3時まで)取引できる
そんなメジャーなトレーダーがいない、スカスカのマーケットで取引するメリットがどこにあるというのだろうか?
(7)日経225先物は(ラージ・ミニともに)は非常に流動性が高い
流動性が高いといっても、流動性のない東京マーケットの株式と比べての話だ。
(8)信用取引と違って金利や貸株料がかからない
マージントレードなしだと儲けは少なくなるため、レバレッジを上げたくなってしまうわけだ。
(9)最近は、手数料がかなり安くなった(ただし、証券会社によって異なる)
勝てることと、手数料が安いことは、関係ないのだ。
(10)取引所が高速取引に対応。証券会社によっては取引ツールが高機能に進化中
いくらツールが良くても、単独銘柄でのトレードは自殺行為だということを忘れてはならない。
最後に・・
シンプルな銘柄で、取引がしやすく(高い流動性)、買建・売建ができて、少ない資金、安いコストで取引ができる。とても自由度の高い金融商品だと言える。
結んでいるが、果たしてそうだろうか?
とにかく証券会社にとって都合の良いハナシばかりの羅列で終始している。
ラージより値動きが良いとされている日経ミニの3分足チャートはどうだったのか?
23日金曜日のオープニング部分。
このチャートのどこで、利益を出せるというのだろう?
こんなに流動性が低い、つまり値動きのない銘柄を、単独でトレードすればどうなるか?
まだ米国マーケットが開催されている時間帯でトレードをした方が、値動きが遙かによいことがわかるだろう。
気をつけなければならないことそれは・・
単独銘柄ではトレードをしない!
この鉄則が守れないマーケットには手を出さないことだ
下記は、ナスダックマーケットでのトレーディング手法のビデオ解説。
確実に勝つためには、このように、単純なルールで、値動きのよい時間帯に複数銘柄でトレードをする。
これに尽きる。
あとは、スピードについてゆけるように、訓練あるのみ。
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