まず、被曝による病気などの状態ですが、初期の鼻血や喉のイガイガ、疲労感などは最近ではあまり報告されず、子供の甲状腺の肥大や甲状腺がんが多く報告されています。
甲状腺がんはこれまで研究が少なかったこともありますが、すでに100人ほどの子供がガンと診断され、約半数は手術をしたとされ、転移が見られる子供さんもおられるようです。
評価はむつかしいですが「かなり多い」という感じでしょう。
甲状腺がんが本格的に増えるのは2015年以降と考えられ、今となっては初期被爆は減らすことができませんから、患者さんが少ないことを祈るばかりです。
また、二本松市など福島の市で人口が流出した人口より減ったところも多く、これが統計上の問題なのか、それとも本当に死亡率が増大しているのか、まだ不明です。
また除染も進んでいませんし、一部は避難区域が解除される動きもありますが、放射線量は原則として100年はそれほど変わりませんから、福島の人には悪いのですが、「それが原発事故、原発というものだ」ということなので、それに応じて生活設計をする以外に方法はありません。
食材は山のものを別にすると、かなり改善されてきました。
その一部は、これまで福島の食材を食べようという運動が展開されたので、食材にまじって全国に薄く拡散したものと思います。
つまり、セシウムも他の放射性物質も「なくなる」ということはないので、福島の農作物の汚染が減るということは、雨で海に流れて魚に沈着するか、食材とともに全国に薄くまかれるかしか方法がないのです。
また、朝日新聞の誤報でさらに有名になった吉田所長の調書に「東日本が崩壊するかと思った」とあるのは、彼も原発が、原子爆弾などよりはるかに膨大な放射性物質を抱えていて、福島ばかりではなく、東日本全部が壊滅する不安を持っていたことがわかります。
また政府要人の調書も公開されていますが、一様に「びっくりした」様子がわかります。
それは「原発は危険だから僻地につくるが、事故は想定しない」という矛盾した政策がもたらしたものです。
このことは川内原発をはじめとした再開される原発でも同じことですので、また数10年に一度は原発が爆発し、少しずつ日本は原発が原因して衰退していくでしょう。
その理由の第一は、再開される原発も、原発を安全に保つ二つの重要なシステム「固有安全性と多重防御」ができていないまま再稼働 しようとしていることです。
つまり、「地震と津波」は外から原発に加えられた打撃であり、それを受け止める原発側の対策の欠如がそのままになっているからです。
そして第二に、東京の電気を新潟で作っているのに、東京の人は安全というという二枚舌の状態にあることです。
これは「原発を推進しなければならない」、「しかし、原発は危険である」という矛盾を正面から受け止める立派な政治家も科学者もいないことを意味しています。
このような状態ですから、国民としては再開を止めること、食材に注意すること、健康に留意しできるだけ免疫力をつけておくことなどが必要と思います。
地面からの再飛散は減ってきました。
東日本で相次ぐ奇形魚 目が無い金魚や背びれが曲がった魚・千葉県の漁師「奇形魚は線量が高く、回転寿司などへ」
原発事故の影響で福島のコメ価格暴落、影響は東北全県に(9/21 河北新報)
東北の全農各県本部が、農家から販売委託を受けた際に支払う2014年産米の概算金が出そろった。
各県の主要銘柄は前年比1200~4200円の大幅下落となり、おしなべて過去最低を記録した。コメの需要減と過剰在庫、東日本の豊作予想が重なり、一気に価格破壊を招いた形だ。
各県本部が決めた主要銘柄の概算金(60キロ、1等米)は表の通り。
福島第1原発事故の風評被害に苦しむ福島産コシヒカリの下落率が高く、浜通りは37.8%、中通りは35.1%も落ち込んだ。
ブランド米として引き合いが強い山形のつや姫も、1200円(8.8%)の減。10年産の価格(1万1500円)こそ上回ったが、全国的な価格低迷の影響を受けざるを得なかった。
東北各県の概算金下落は2年連続。青森県本部の棟方清治米穀部長は「東日本大震災後の品薄感で高値となった熱は冷めた」と分析する。
岩手県本部は、昨年8万トンあった収穫前の事前契約量が2万トンにとどまる。
関上康則米穀部長は「関東産コシヒカリでさえ1万円を割り込み、全国的にかなりの衝撃となっている。
販売期間の長期化が避けられない」と厳しい見方を示す。
米価の今後について「一定の引き下げをしないと市場から取り残される恐れがある」(山形県本部)、「産地間競争が一層激化し、市況が際限なく悪化する可能性がある」(秋田県本部)など、悲観的な見通しが漂う。
主力品種ひとめぼれの概算金が過去最低となった宮城県本部の菊地潔本部長は「生産者には苦しい水準だが、単年で売り切るため現段階で考えられる最大限の価格を付けた。情勢は相当厳しい」と話した。
放射能に汚染される首都圏で暮らして、人々が騒がない理由
マンション発売49%減=7カ月連続マイナス―首都圏(時事通信)
地方創生相、国機能の地方移転に前向き (日経 2014/9/16)
石破茂地方創生相は16日の閣議後の記者会見で、地域活性化に向け、東京に集中している政府機能を地方に一部移転することを検討する考えを示した。
「国として民間企業にお願いするのであれば、隗(かい)より始めよ。考えてみるのは十分価値のあることだ」と述べた。想定する具体的な機関名は挙げなかった。
都心マンションで深刻化 駐車場ガラガラで住民負担アップ 2014年8月20日
(世田谷)車の買取業者 「お客様と同じように海外に引越すため車を売却する方が物凄く多いです」
【東日本(関東・東北)から逃げ出す民族大移動】は相当進んでいる=【約30万近い世帯(=世帯規模2.7として約80万人)がすでに東日本から避難。
関東だけで約12万世帯、東北3県だけで15万世帯が震災で避難したことが判明!
東京3.5万、茨城2.1万、千葉1.9万、神奈川1.7万、埼玉1.3万世帯、総務省統計局)(2014年8月24日
チェルノブイリの経験から学べ
友人市議より「霞ヶ関のキャリア組。かなりの割合で、嫁と子どもを海外移住させてる。
シンガポールの不動産関係者が、ここ1年で超高級マンションの予約購入者の「職種」が変わったと言っている。
原発事故前はIT関連や引退予定の大企業の役員が多かったそうですが、ここ1年は「霞ヶ関」の人間が急増しているそうだ。
事実を知ってる人間が逃げている。
「プロミス」の会長が香港に移住したのは有名。
「HOYA」の鈴木洋CEOがシンガポールに移動。
「ベネッセ」の福武総一郎会長はニュージーランドに移住。
「サンスター」の金田博夫会長はスイスの現地法人代表となることでスイスに移住。
あと3年・・・日本に住めなくなる日 2015年3月31日 武田邦彦
計1万7千トンの使用済み核燃料が全国18カ所の原発設備内外のプールに保管されている危険な状態。
早い原発は3年で限界に達するが、もんじゅも六カ所も,核燃料サイクルは破綻している。
田中知委員が見直すはずがない。
日本を滅ぼす悪魔の選択。
核燃サイクル 限界が迫っている 朝日新聞社説
現在、日本には使用済み核燃料が全国18カ所の原子力発電所などに保管されている。合計で1万7千トン、大半が使用済み燃料プールに入っている。
プールでの保管は、災害やテロなど不測の事態に対しては非常に弱く、甚大な放射線被害が起きる危険が高い。
自然食品の店「あらいぐま」だより
自然食品の店「あらいぐま」閉店のご挨拶
本日(7月31日)をもって閉店させていただきました。ありがとうございました。
みなさまには、格別のご愛顧をいただいて参りましたが、当店は、本日7月末日、閉店させていただきました。
長きにわたり、ご利用いただき、まことにありがとうございました。
東日本大震災による東京電力・福島第1原子力発電所の事故は、未曾有の放射能汚染被害をもたらし、現在、安全な食材をご提供することが、きわめて難しい状況となっています。
このかん、出来る限り被曝が少ないと思われる地域からの野菜の供給や、原材料に関しても産地確認等、懸命の努力をして参りましたが、汚染状況は悪化の一途をたどっています。
福島のみならず、放射能汚染物質は発生した地域に閉じ込めなければならないという世界の常識に完全に逆行した、瓦礫の「広域処理」による焼却という、野田政権の欺瞞に満ちた犯罪的愚策により、人為的・構造的な放射能被害が急速に拡大しつつあります。
こうした被害が、もはや1小売店の力では、とうてい対応しきれない段階になりつつある現状では、「これは安全です」とお客様にご提供出来る条件がありません。
みなさま方におかれましては、それぞれの方が、メーカー等に産地・収穫時期等をお問い合わせいただき、ご判断いただくのが何よりと考えます。
なお、原発事故及び放射能汚染状況、また、食養・石けん製品に関する情報提供は、ツイッター等にて続けてまいりますので、フォローいただければ幸いです。
また、自然食品の店「あらいぐま」の電話は、今しばらくは、使用可能ですので、ご遠慮なくお電話いただければと存じます。
自然食品の店あらいぐま店主 東京都目黒区目黒本町3 ー19 ー3電話03-3794-1848
mellow cafe @ 吉祥寺 大事なお知らせ
今日は大事なお知らせがあります。少し長い記事になりますが、どうか最後までお読み下さい。
今年も10月に「吉祥寺ねこ祭り」を予定しております。昨年よりももっと楽しいイベントにしたいと思いますので、お楽しみに!
そして、ねこ祭りを終えた10月31日に mellow cafe は「閉店」します。お休みではありません「閉店」です。
今年の5月頃にはすでに決めていたことです。もっと早い時期に発表したかったですが、諸事情あり今となりました。
閉店の理由は「福島原発事故の放射能汚染から避難するため」です。猫たちと共に鹿児島へ移住します。
放射能の影響に対する捉え方は人それぞれだと思いますが現実として福島を中心に関東~東北一帯は放射能に汚染されています。
福島第一原発では「目に見えない火事」が起こっていると想像して下さい。
3/11に起きたこの火事は5ヶ月以上経っても燃え続けています。
火の手は北関東一帯に広がり、数百km先、果ては海外までへも目に見えない火の粉が飛んで行っています。
この「目に見えない火の粉」はそう簡単には消えません。
セシウム137の火なら、その火が半分になるのに30年もかかります。
プルトニウム239なら2万4千年もかかってやっと半分です。
東京都内、首都圏でも大なり小なり、空気中には火の粉が舞い飛び、風や雨の流れが溜まりやすい場所などでは火の粉が溜まって、目に見えない炎がくすぶっています。
火の粉は農作物や畜産物も焼き焦がし、それらを食べることによって体内にも入ります。呼吸とともにも体内に入ってきます。
皮膚にも付きます。室内にも入ります。
火の粉は体内で何十年もくすぶり続けます。
甲状腺、肺、骨、筋肉などに蓄積されて遺伝子を傷つけます。
海や川に流れても火の粉は消えません。
魚や貝や海藻を焼き焦がします。
目に見えない炎がくすぶる公園で、小さな子供たちが遊んでいます。
消えない火の粉でパチパチと焼き焦げる食べ物を「少しなら大丈夫」「直ちに健康に害はない」と言われ食べています。
本当に残念ですが、京都大学助教授の小出裕章先生がおっしゃるように3/11を境に世界は変わってしまったのです。
「できるだけ国内産のもの」
「新鮮な地場産の無農薬野菜」
mellow cafe の基本理念として、自分たち自身のライフスタイルとしても標榜してきたこういう言葉は何の意味も持たなくなってしまいました。
できる限り東日本の食材を避けていますが、完全には不可能です。
日々お客さんを内部被曝させているかも知れません。
この事が本当に耐えられません。
mellow cafe は成り立たなくなってきています。
店主二人とも、4月頃から様々な体調不良にも悩まされています。
喉や目の痛み、だるさ、下痢、微熱、原因不明のアザや内出血、紫斑など。
放射能のとの因果関係はわかりませんがどれもが低線量被曝の被曝症状に当てはまります。
猫たちはどうだろう?
原因がわからない下痢をしている子が多い。目を痒がる子も多い。
乳幼児よりも弱者であろう猫たちの小さな小さな命を15個も抱えて、この土地でそれを守り抜く事はできるだろうか。
うちの猫たちはみんな手作りごはんを食べています。
猫たちのごはんの食材は安全なのか?
水は?
空気は?
いま起きている事に目を瞑り、東京に留まり mellow cafe を続けて何年後かにやっぱり避難すべきだったと後悔する。
これから自分たちに起きるかも知れない被害を想定して、東京を離れて何年後かに mellow cafe を続けていれば良かったと後悔する。
心の底から後悔するのは果たしてどっちだろうか。