木曜夜のマーケットが終了。そこで判明した問題点について。
3日目の軌道修正中で書いた問題点が、4日目に再び浮上してきたのです。
トレード履歴から推察できる問題点と、聞き取り調査?!を照合することで、次の点が明らかになりました。
それは、それまでの彼の頻繁なトレード回数がもたらした、ある習慣だったのです。
それは自分がエントリーしている銘柄を目で追いかけ、常に見ているという、クセでした。
この習慣がもたらす影響は、何よりもこの日の彼のトレード履歴に現れています。
本来は執行が終わり、30秒が経過すると、次に銘柄を入れ替えるための候補銘柄を探さなければなりません。
この日のマーケットは、ギャップと反対方向へエントリーするというパターンを選択すると、その方向に動く銘柄は少なかったのです。
彼が選択したFEYEやYY、あるいはYHOOくらいしかありませんでした。
マーケットでは、こうした事も起こるわけですが、そういう場合は、すぐに対応すればいいわけです。
そのためには、ショートサイド銘柄が反転上昇し始めたら、反対方向へのロングサイドへエントリーできる銘柄と入れ替えなければなりません。
そのためには、執行が終わってから30秒後から2分間で銘柄を探さなければならないのです。
ですが自分がエントリーしている銘柄を目で追いかけていると、銘柄を探す時間などないわけです。
彼のトレード履歴を見ると、最後までショートサイド銘柄ばかりです。
つまり、ロングサイド銘柄を探せなかったことがわかります。
そしてチェックリストへ記入していないため、FEYEなどは反転上昇しても、手仕舞えず、せっかくの利益が損失になってしまっているのです。
最初のユニットの NXPI もそうです。
次のローソク足が × なのにホールドし、205ドルのマイナス。
チェックリスト通りに手仕舞いしていれば、ブレイクイーブンか、ちょいプラスで手仕舞えていたのです。
このように、自分がエントリーしている銘柄を目で追いかけていると、まず入れ替えるための銘柄を探せなくなります。
そのため仕方なく自分がエントリーしていた銘柄を、追いかけまわすことになるのです。
FEYE に3回もエントリーし、YYに2回エントリーしているのは、そういう理由からでしょう。
FEYEとYYはダウントレンド銘柄なので、ショートサイドへのエントリーは間違いではありません。
ですが、チェックリストをつけていないために、手仕舞いの場所が悪く、YYの一度の利益以外は全てマイナスで終わってしまっているのです。
この日の彼は、チラチラと目に入る、上昇を続けるロングサイド銘柄を横目で見ながら、ストレスの高い状態で、トレードをされていたはずです。
この状態から抜け出すには、「30秒経過」という音声ガイドが聞こえたら、入れ換える銘柄を探す。
そして3分足が確定される「30秒前」という音声ガイドで、チェックリストをつけ、その通りに執行する。
この2点を意識し、それを実行することです。
これさえできれば、上記の問題点は全て解決するのです。
というわけで、セミナーの最終日の今夜は、この2点を強く意識しながらトレードをする。
これが今夜の方針となったわけですが、さてどうなるでしょうか?