ユーザー登録をされている皆さんには、トレード・ジャーナルを通じてお知らせしましたが、サービスを開始しました。
日本人が口座を開設することができる、日本語サポート常駐の新しい証券会社が始動します。
トラセンドキャピタル社との業務提携により、日本語サポートによる、口座開設の申込受付が始まりました。
ストックUSAが日本人の顧客を受け入れてくれなくなった大きな原因は、コストの問題だったわけですが、アメリカの証券業界は現在も依然として、不景気による顧客の減少で、厳しい状況に置かれています。
ですが米国のスタッフの粘り強い交渉により、ようやくここまで辿り着けたというわけです。
言語の問題はデイトレードネット社が、日本語サポートサービスを提供することで、トラセンド社のコスト負担を軽減し、さらに自動配信メールシステムにより、迅速なサポートが可能になりました。
コトの始まりは、2013年3月の下記のような事情によるものでした。
そして、あれから1年と5ヶ月が経過・・
というわけで、時効?でもあり、トレード・ジャーナルの3月9日号の内容を下記へ転載しておきます。
◆激動の米国ブローカー事情
今年の初めに、口座開設をしている顧客に対して、下記のようなメールが送られてきました。
下記は日本語に訳したものです。
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2013年になりました。皆様とご家族のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。2012年は証券業界にとって苦しい一年となりました。そこで皆様にこの場をお借りし、業界に何が起きていたのかを説明させていただきたいと思います。
清算会社であるペンソンファイナンシャル(Penson Financial)は短期間に事業を大きく展開し、決して正しい判断とはいえない買収、合併を重ねてきました。
ペンソン社のオーナー達はすでに辞職しており、ペンソン社は大きく変わってしまいました。昨年、2つの大きな合併があり、そのうちの一つが皆様ご存知のApex社です。
今までペンソン社を清算会社として使っていた多くの証券会社がペンソン社を離れ違う清算会社と契約を結んでいます。私たちStock USAも近い未来に違う清算会社との契約を結ぶ予定です。(ジョン・ジェッサムのメールには記載されておりませんが、その理由として、Apex社が新しく提示する料金・サービス体制が理由です)
私が以前所有していたNWTファイナンシャルグループはペンソン社に対し訴訟を起こす予定です。訴訟内容はペンソン社が故意にNWTファイナンシャルグループを業界から追い出し倒産にまで追い詰めたことです。私たちは事実上倒産後、新しい証券会社を探し続けてきましたが以前のAegis Capital社にしても現在所属するStock USA社にしてもシアトル社の代表であるにも関わらず、一切の権限がないためお客様のご要望をNWTファイナンシャルグループのときのように反映することができず、ただただ厳しい規則やルールに縛られて歯がゆい思いをしております。
現在私たちが契約している二社のプラットフォーム社も、証券業界と同じく大きく変化しました。リアルティック社はこの2年間に2度の合併と買収がありその影響から大幅な料金値上げが発生しました。先月リアルティック社からきた請求には説明無しの追加請求がありました。私たちにとって不公平な請求なのです。
またOmni ProのNEXA社は先日、急な倍額での値上げを実行しました。私たちに値上げの連絡が入ったのは金曜日、そして翌月曜日にはすでにその値段での請求が発生するとのことで、お客様に新しいプラットフォームを提供するために必要な準備時間の猶予さえも与えられなかったのです。それでもなんとかSpeed Traderという新しいプラットフォームを見つけることができました。
業界そのものが大きく変化していることが、今のこの不安定な状態を招いているのは事実です。ですが、それ以上に大きな理由の一つとして顧客のトレード回数が激減していることにあります。私たちシアトル社の利益は100%顧客の皆様のトレードチケットによって賄われています。そのため利益が発生しないことには今までと同じサービスを提供することは難しくなります。日本語サービスはその中の一部で、わが社は特別に日本語を話せるスタッフを常備していますが、今の状態が続きますと日本語サポートさえも提供できなくなる可能性があるのです。
今はただStock USA本社が新しい清算会社との契約をすませ、そちらに移動できることを祈っています。新しい清算会社ですとコストが下がり皆様にも以前と同じようなサービスやディスカウントを提供できるようになるはずです。ですが、引き続き利益はお客様のトレードによってはじめて発生しますので、長期間でペーパートレードをされている方に関しましては何かしらの口座管理費、またはサポート料金をお支払いいただくことになるかもしれないことをご理解ください。
現在、私はStock USA本社に10月11月分のリアルティック料金について話し合っているところですが、リアルティック社の規制が厳しくなかなか話が進んでいない状況です。皆様のご理解、ご協力に心より感謝しております。そしてこれからも皆様によりよいトレード環境を提供できるよう全力を尽くしてまいります。
ジョン・ジェッサム
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このメールが送られてから、3カ月が経過しようとしていますが、残念ながら事態はさらに悪くなっているようです。
精算サービスを行っている、ペンソン社も以前は200社以上あったブローカーが次々と離脱し、今や60社ほどに激減している状態です。
昨夜の時点の状況によると、3月一杯でオフィスを閉鎖するため、日本語でのサポートができなくなるかも知れないというのです。
担当のRISAさんともメールでやりとりをしましたが、スタッフへの給与の支払いも滞りがちという状態のようでした。
このままでは、どうやら3月一杯で、閉鎖に追い込まれるかも知れないとのことでした。
じゃあ私が今できることは、何だろう?
ということで、このメルマガを書いているというわけですが・・
日本語サポートがなくなれば、メールや電話もすべて英語で、アメリカ人とのやりとりになってしまうわけです。
この差し迫った事態を変える唯一の方法は、毎月の総合収支の平均が赤字でない方が、積極的に実トレードへ移行することかもしれません。
もしそれが可能な方は、ぜひチャレンジしてみてください。
もちろん毎月が全く赤字の人はダメですよ。(笑)
なお、口座開設に伴う日本語サポートのお申し込みは、ブレイク・スキャンの会員サービスへログインしてください。
そして表示される左側のメニューから選択し、お申し込みください。