そういえば、ステイシー・ケントについては、昔書いたよなあ・・とバックナンバーを探してみると・・
その彼女の最新作が The Changing Lights / チェンジング・ライツ < こちらで試聴可
略歴
米ニューヨーク生まれ。
サラ・ローレンス大学で文学を専攻。
91年のヨーロッパ旅行の際、ロンドンで英国のミュージシャンと交流を深め、ロンドンを拠点に活動。
97年にキャンディド・レーベルからデビュー作『クローズ・ユア・アイズ』を発表。
夫は彼女の音楽監督でもあるサックス奏者のジム・トムリンソン。
2007年にブルーノートへ移籍。
2009年、フランスにて芸術文化勲章“シュヴァリエ(騎士)”を授賞。
2013年12月、パーロフォン・フランスからのアルバム『チェンジング・ライツ』を発表。
ステイシー・ケントを聴くたびに思い出すのは、何故かジョニー・ソマーズ。
一度聴いたら忘れられない声の魅力という点では、とてもよく似たシンガーではないだろうか。
そのステイシーの最新作は、オンマイクでもって、彼女の魅力が余すところなく録音されている。
ミディアムアップテンポの一曲目、This Happy Madness や3曲目 One Note Samba はボサノバのリズム、そして少しコミックな曲調の5曲目 Waiter, Oh Waiter。
そしてギターの伴奏だけで始まるラストのナンバーまで、バラエティーのある、彼女の幅広い表現力が堪能できる作品となっている。
ではこのアルバムからどれか一曲!となると、迷わずアントニオカルロスジョビンの名作 How Insensitive を選びたい。
この一曲だけのために、このアルバムを買っても悔いは残らない。
というだけの彼女の魅力が、余すところなく発揮された仕上がりとなっている。
Stacey Kent - How insensitive
How Insensitive
How insensitive
I must have seemed
When she told me that she loved me
How unmoved and cold
I must have seemed
When she told me so sincerely
Why she must have asked
Did I just turn and stare in icy silence
What was I to say
What can you say
When a love affair is over
Now she's gone away
And I'm alone
With a memory of her last look
Vague and drawn and sad
I see it still
All her heartbreak in that last look
How she must have asked
Could I just turn and stare in icy silence
What was I to do
What can one do
When a love affair is over