ここ二日間ほどで200キロほど走ったので、インプレッションを!
ということで、いわゆる「足として使った」クサラはどうだったのか・・という視点でまとめてみた。
まず運転席に座ると、フロントウィンドウまでの距離が近い。
C6やC5と比べると、と言うハナシだが、とにかくクルマが小さく感じる。
当たり前か。(笑)
走り始めての、イチバンの問題は、加速の悪さだった。
なので、街中では、とにかくフルスロットルになっていることが多い。
200キロ走っての燃費が、リッターあたり 6.7キロという数字が何よりも加速の悪さを物語っている。
具体的には、アクセルを踏んでから、加速するまでの反応時間が長いので、感覚的により遅く感じるのだ。
だが慣れれば、ここではこれくらいのタイミングで踏めばいい、ということが分かってくる。
高速道路へ乗っても、踏めばそれなりの速度にはなるので、実用上、燃費以外は全く問題はない。
加速のいいクルマだと、「気がついたら、こんなスピードに・・」ということになるが、クサラは意識して踏まないとダメ。
そういう意味では、安全なリミッターがついているとも言えるわけだ。
実用上の最高速は、C6やC5より約20キロほど低いだろうか。
とはいっても、9年前の安い実用車を、C5やC6と比べるのは酷なのだが。
ただ重めのステアリングは、高速に入るとドッシリと安定した走りに感じるというメリットがあり、実用上の最高速付近になっても、足回りはしっかりしている。
街中での速度域だと、いわゆる強い「保舵力」が必要になる。
そういうたぐいの、結構重いステアリングだ。
これも慣れれば、まあこんなものかなと。
途中で息子をショートステイのため施設まで送り届けるのに、ミニのステアリングを握った。
最初アクセルを踏むと、タイアを鳴らして飛び出したのでちょっと驚く。
うっかりクサラのつもりで、アクセルを踏んでしまったのだ。
とにかくアクセルを踏みすぎないよう、気をつけて運転する必要があるうえ、何故か乗り心地は荒く感じた。
ステアリングの重さは似ているが、クサラほどの保舵力は必要ない。
まさにドーピングしたゴーカート。(笑)
クサラにカラダが慣れていたからだろう。
そしてクサラに乗り換えた。
走りに関しての全部がちゃんと普通で「ごくまとも」なクルマだなということがよくわかった。
ブレーキ然り。
走りのバランスに関しては、かなりレベルの高いクルマだ。
特別に感銘を受けるところが、見事に何もないクルマなのだが、逆に全てが中庸で運転がラクな案配に仕上がっている。
速く走ろうとさえしなければ、何も問題のない、見事なバランスではないだろうか。
ミニから乗り換えると、とくに強くそう感じるのだった。
たとえば、国産車のこのクラスだと、走りに関するどこかが、バランス的に弱かったりするのだが、クサラはそういったウィークポイントがないのだ。
特に今のこのクルマの中古車価格を考えると、なおさらだ。
リアゲートを開けると十分な精彩スペースがあり、水汲みにもジャストフィットのサイズ。
それにボディー剛性が、意外に高い。
オープンボディーのミニから乗り換えたから、余計にそう思ったのかもしれないが、9年ものにしては、しっかりしたボディーだ。
ただ、いわゆる便利な装備、たとえば、ドリンクホルダーなどは、最初どこかにあるのか、分からなかった。
探し回ると、グラブボックスの蓋が、ドリンクホルダー?というか置き台になっていた。
オレの場合水筒を常に持参しているので、全く気にならなかったが・・
現在の中古車価格は18万円から39万円あたり。
ボディーを磨きにかけ、内装を洗浄し、SEV などでチューン。
クルマ好きの友達に運転させてみる。
なんて楽しみ方も、できるのではないだろうか。
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