ここがいい
これぞフランス車といえる、座り心地の良いシート
クリーンでモダン、それでいて押しつけがましくない控えめなスタイリング。
すでに長年乗っても飽きないレベルに達している外観で、オーナーとなった場合の満足度は長い間継続するはず。
メーターは見やすく適度な華のあるデザインのため、運転していて楽しい。
高速道路での足回りとステアリングが織りなす安定性と直進性。
2000回転以上で俄然精彩を帯びてくるという、回りたがるエンジン。
アイシン製6速トランスミッションは、スムースで、変速マナーもナイス。
ここがイマイチ
若干乗り降りのしにくいドライバーズシート。(そのかわりホールド性は高い)
自動パーキングブレーキは、アクセルを踏むと解除されるが、アクセルをちょっと強めに踏む必要があるので、慣れが必要。
サイドウィンドウは下まで降りない、つまり全開にできないタイプ。
2000回転以下でのエンジンのフィール。
ガソリンスタンドで燃料を補給する場合、燃料タンクキャップの鍵を開けるときに、イグニッションキーを使わなければならない。
ブレーキの効き自体に不満なく、踏んだ分だけリニアに反応するが、もう少しカッチリとしたブレーキの踏み心地なら、さらにいいのだが・・
ブレーキパッドを変えれば、改善できるはず。
総じて、街中での走りより、高速道路で真価を発揮するクルマだ。
乗り心地については、街中ではアタリが付いていないこともあって、細かい凹凸を感じるが、高速道路では、ダンピングの効いたハイドロ特有の柔らかな乗り心地が素晴らしい。
C6よりも「ふんわり感」は少ないが、そのかわり高い速度域でのコーナーリングではアオリが少なく、綺麗にラインをトレースすることができる。
エンジンもまた然り。
市街地では2000回転以下の領域で走ることが多く、積んでいるエンジンが「4気筒」だということがわかってしまうフィールが気になるのだが、2000回転を越えるとまさに別人。
ここが気にならなければ、走りについては文句の付けようがないクルマではないだろうか。
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