07月22日(火) たまには望遠ズームで、C6がタイミングベルトの交換時期に来ていたことを書いたが、今日の朝ディーラーへ入院。
代車は何と、おろしたてのC5。フロントのシトロエンマークが少し丸みを帯びている。
C6はディーラーが盆休みになる9日まで、入院予定だ。
基本的な部分は以前書いた C5ツアラー2.0 ・ C5 と同じ。
上の2つのモデルのときと違うのは、エンジンが、BMWとPSAグループが共同開発した、1.6リッター直噴ガソリンのツインスクロールターボになったという点だ。
モデルがベーシックな方なので、豪華さはないが、内装はモダンでシンプル。
各部の操作は、ほぼC6と同じ。なので、操作に迷うことはない。
ウィンカーの作動音は、マイルドで耳あたりのよい音だ。
音そのものは、C6より大きいけどね。
左にステアリングを切っても、中央部分は正面を向くというユニークなステアリングコラム。
低速でコーナーを回るとき、手を離すとちゃんとステアリングが自動復元するうえ、手応えはとても自然。
ただ直進しているときに、センターへ固定されるような制御が入るようだ。
ステアリングの中央から左右に、まるでしっかりとした壁が立っているかのような手応えがあり、フラつかないようになっているのだけれど、ちょっと強いかなと思う。
ただ走っているウチに慣れ、だんだん違和感はなくなってゆくから、まあいいかなと。
走行距離は2千2百キロほどで、まだ慣らしも済んでいない状態。
なので足回りなどは、まだ新車の固さが感じられる。
夜になってライトを付けたメーター周り。
照明の明るさは調節できる。
左右のメーターには、油温と水温がバーグラフで表示される。
ただ実用上は全く必要ないので、何か違う表示でもいいのではないかなと思う。
ナビは、パイオニアのカロッツェリアが搭載されている。
やはり新しいのは何かと便利。
表示モードの素早い変更など、操作は便利で使いやすくなっている。
決して豪華ではないが、シンプルにまとまったエアコンやオーディオの操作パネル。
ダイアル式の温度調節ノブは、C6のプッシュ式より使いやすい。
サイドブレーキは電子式で、アクセルを踏んで走り出すと自動的に解除される。
曲線がフランスっぽい?
ベーシックモデルなので、シート調節は全て手動だが、一度調節すればそれほど動かすことはないからね。
このレバーはシートの高さ調節。
レバー式のランバーサポート調節がついている。
シートの座り心地はとてもいい。
座面や背面は固過ぎず柔らか過ぎずで、さすがフランス車のシート。
一日中走り回っても、全く疲れないのだ。
ガラスサンルーフを全開にすると明るい!
ただしガラス部分は開かない。
最も大きく変わったのはエンジン。
4気筒1.6リッター直噴ガソリンのツインスクロールターボだが、これで十分と思わせてくれるチカラを持っている。
高速道路を走ると俄然精彩を帯びるエンジン特性のようだ。
ただ街中の中低速域では、ノッキング寸前の低い回転数まで頑張るのだが、燃費と引き替えのこうしたフィールは、どうも欲求不満になるよなあ。
もちろんアクセルを踏めば回転は落ち、しっかり加速してくれるわけだが・・
変速機をスポーツモードにすると、ガンガン回るシフトスケジュールになるが、そこまでしなくても、踏めば結構早い。
ただし、アイドリング状態になると、4気筒の振動のため、C6のような、あのシルキーな6気筒の感触とは、別物だということがわかってしまう。
2気筒分を減らされ、ダウンサイジングされた省燃費エンジンは、燃費と引き替えに官能的なシルキータッチを失ってしまったわけだ。
雑誌のリポーターによる試乗記では、決して書かれることのない事実なのだが・・
オトナの事情で書けないのは、仕方なし。
かな?(笑)
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