放射能汚染についての備忘録として、まとめてみた。
7月26日・27日の二日間限定で、東京・港区お台場海浜公園の人工浜が一般に開放されたという。
ただし条件は、「海に顔をつけないこと」。
なんだ、それ?
東京湾の放射能汚染のピークは、2014年3月。
今は、もっとも東京湾が汚染されている。
上流に秩父山系と奥多摩山系を控えている荒川と多摩川の河口付近が、汚染されている東京湾の中でも最悪の状態。
東京・お台場は致命的な汚染に見舞われているはず。
そこで、わざわざ子供たちを泳がせる・・・・
このお台場の海は、2020年の東京オリンピックで、トライアスロンなどの競技場として使われる予定。
港区は都と連携して「いつでも泳げる海」に向けて、水質改善に努めてゆくという。
なぜ、「水質が国の基準を満たしていない海」を、わざわざ解禁して、子供たちを泳がせたいのか?
理由は、一つ。
「東京オリンピック」に参加を予定している国の選手たちに対するアピールとして、子供たちを使いたかったから。
「こんなに安全なんですよ、世界中のアスリートさん、だからぜひ東京に来てくださいね」ということだ。
港区が「お台場の海をいつでも泳げる海に向けて、水質改善を行う」というのであれば、「海の除染」を行わなければならない。
それは、海底の泥を削って、放射能に汚染されていないきれいな土に入れ替えること以外には達成されない。
地上の大地の除染さえ不可能なのに、海底の除染などできるはずがないのにだ。
舛添という詐欺師を東京都知事にした都民へのツケは後からやってくるだろう。
驚いたことに、政府のプロバガンダ機関に成り下がってしまった公共放送と、区役所の職員の犯罪的行状を咎める区民はいないようだ。
東京は、同調という巨大な「雰囲気」に飲まれている。
間違っていることでも、「同調」という大きな流れに任せておけばいい、という日本人特有の思考の空白(エアポケット)領域に入り、そこから出ることができないのだ。
要するに、すでに東京はカオス状態になっているということ。
国も自治体も、海や河川、湖沼に棲む魚の汚染に対しては、まるで完全無視を決めたかのような対応を取り続けている。
消費者は、少なからず放射性物質を餌から取り込んだ魚を食べている。
湖・沼などの閉鎖系では、セシウムは何度でも循環する。
江戸川河口のホットスポットでは、福島第一原発沖20km圏内の約2倍のセシウムが検出されている。
東京湾-ピークは2014年3月。
その後高止まる。
南房総の漁師さんの証言によると、奇形魚が異常に増えているとのこと。
東京湾では、基準値の7倍もセシウム汚染された魚が水揚げされ、そのまま市場に出回っている。
ここ1~2年の間に東京で劇的に放射能汚染が進行している、もはや人が住む場所ではない
東京から岡山に移住した日本人医師の発言が海外で話題に
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