奇跡の仕組み

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昨日の記事に関連したテーマなので、備忘録として書いておこう。

0722TDF05.jpg

ツール・ド・フランスで起こった、奇跡が崩壊するシーン。

200km以上逃げて最後で駆け引きに溺れたジャック・バウアー」

 

ツール・ド・フランスでの第15ステージ、5時間近く走り続けたゴール寸前

 

0722TDF01.jpg

映像が始まってから2分5秒あたり。

画面ではトップに映っている左端の選手は、この位置でパンクに見舞われる。

  

ゴール前3kmで、32秒差だと聞かされ、「逃げ切れるぞ」と考えた、ジャック(バウアー)。

彼はこの時点で全力疾走を止め、「ポーカーゲーム」を始めてしまった。

彼の手から、奇跡がこぼれ落ちた瞬間だ。

 

ツール・ド・フランス2014 第15ステージハイライト

5分あまりの動画で、その決定的なシーンを見ることができる。

J-SPORTSのレースレポート

   

この3分23秒の時点で解説者は・・

後ろを見ないで欲しいですね。もう行くしかないですよね」と。

  

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左端のジャック・バウアーはこの時点で抜かれてしまっている。

  

後ろを振り向くことよりも、勝利を信じ、全力でペダルを踏み続ければ良かったのだ。

負けるかも知れない、という恐怖で彼は奇跡へ続く行動を変えてしまった

   

動画では、さらに4分5秒の時点でも後ろを振り返っている。

   

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悔やむジャック・バウアーは10位。

共に逃げようとしていたエルミガーは16位に沈んでしまった。

    

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結果を考えるのではなく、自分を信じ、全力で立ち向かう。

これこそが、奇跡が起こそために絶対不可欠な条件となる。

このことがよくわかるドラマだった。

 

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