2014年07月08日 のCoolに過ごそう
小津安二郎監督による1953年の作品「東京物語」のリメイク。
東京物語は、英国映画協会発行の映画誌「サイト・アンド・サウンド」で、世界の映画監督358人が投票した歴代映画作品の中からベスト1に選ばれたという。
断っておくが、この「東京家族」という映画が選ばれたわけではない。 小津安二郎監督の「東京物語」が評価されたのだ。
東京家族は、日常が醸し出す、ごく普通の毎日をドキュメンタリー風に描いている。
日本映画にしては、目に余るわざとらしい演技が少ないため、一応見るに堪える作品にはなっている。
だが映画の作りとしては、特に捻ったところがあるわけではない。
ストーリーは、平山周吉(橋爪功)が、妻のとみこ(吉行和子)と、子供たちに会うため上京するというもの。
戦後の日本で進行している、核家族化による「家族の崩壊と離散」がテーマとなっているようだ。
観ていて気になったのは、ストーリー展開を含めた制作側の演出が、鼻につくという点だ。
橋爪功の精彩の欠ける演技に加え、わざとなのかは分からないが、とにかくセリフの言い回しの下手さ加減には呆れてしまった。
これじゃあまるで学芸会だ。
不思議なのは終盤になって、息子の嫁を演じる蒼井優とのやりとりでは、別人のように饒舌になるという点だ。
この違和感が放置されたままで、上映されたということ自体に、驚いてしまった。
日本映画を観るたびに感じるのは、セリフのリアリティーの「なさ」だ。
あたかも映画を観ている人に、ストーリーがわかるように、説明しなければならない、という義務があるかのように、とにかくセリフが解説口調で、説明しまくるのだ。
これで分からないヤツは、わからなくてもいい、観ているウチにわかるだろうから・・という思い切りや主張を何故持てないのだろう。
その映画を観る人全てに理解して貰わなくては、とでもいわんばかりの制作側の余計なお世話が、あたかも透けて見えるかのようなセリフ回しは、ホント何とかならないものなのか。
この映画でも、西村雅彦の「いかにも」というセリフ回しや、中嶋朋子・林家正蔵の演技のわざとらしさも、リアリティーを損ねる要因となっている。
こうした俳優の表現力不足(山田洋次監督が指示しているのだとしたらそれも問題なのだ)が、この映画の元となっている名作が持つ、映画としての魅力を、継承し切れていないのが歯痒い。
さらにこの作品も、日本映画がすべからず持っている、テンポの悪さを、いまだに引きずっている。
何も一つのシーンが長い、ということ自体が悪いというのではない。
メリハリのなさが、より冗長に感じさせてしまっているのだ。
映画の流れにリズムがないがための、のっぺりとした印象は何とかならなかったのか?
上映前に制作陣の主要スタッフは、完成されたバージョンを見ているはずだ。
それで誰も何も言わなかったのか?
そうだとすれば、信じられないハナシだ。
そのためストーリーに没入することができず、作り物感が気になり、つい早送りしたくなってしまう。
どこか一部分でいいから、畳みかけるような展開で、観客を引き摺り込んでしまう、いわゆるテンポの良さが欲しい。
それがほんの少しでも、ひとかけらでもあれば、映画の印象というのは、大きく変わるものなのだ。
こうしたチンタラとした「間」がダラダラ続くような作りでは、いかに吹き替えがあろうと、日本以外の世界では通用しないだろう。
興行収入は18.2億円という数字が物語るように、いわゆる日本人向けのローカルな映画だ。
制作年度が新しい日本映画ゆえ、ある種の期待を持って観たわけだが、残念な出来だった。
とはいえ、日本の現代映画を代表する作品といえば、この作品になってしまうのだろうか?
一例を挙げておこう。
集団的自衛権行使容認の閣議決定というテーマとは、かけ離れたタイトルだが・・
宇宙人が侵略してくるまで戦い続けるのか の内容を一部抜粋して下記へ引用。
誰もが、常識の判断で、安倍政権の対応が言語道断の暴走であることが分かるから、さすがに、平時は御用報道を展開するメディアの多くが、今回の安倍政権対応を「暴挙」だとして批判している。
ところが、こうしたなかにあっても、安倍政権を絶賛してやまない報道機関が存在する。
読売:集団的自衛権 抑止力向上へ意義深い「容認」
産経:集団的自衛権容認 「助け合えぬ国」に決別を
日本経済:助け合いで安全保障を固める道へ
と、この3紙が安倍政権迎合の姿勢を隠さない。
5つある全国紙のうちこれ以外の2紙は、
朝日:集団的自衛権の容認―この暴挙を超えて
毎日:歯止めは国民がかける
全国紙では、朝日だけが安倍政権批判で、読売、産経、日経の3紙は安倍政権礼賛。
毎日は腰の引けたタイトルを提示し、安倍政権批判でない。
毎日は経営危機に直面した際、創価学会の機関紙である聖教新聞の印刷を委託されて窮地をしのいだと言われる経緯があり、公明党の方針に反する記事を書くことができないのだろうと思われる。
16社体制の悪徳の中心に位置するNHKは、7月2日午前零時からの「時論公論」で、偏向解説者の島田敏男氏が、「憲法解釈変更 その先は?」と題して偏向解説を示した。
政府の決定に対する批判的分析を提示せず、政府決定を紹介。論評ではなく、基本的に単なる政府広報である。
「あべさまのNHK」の傾向が一段と色濃くなっている。
国民の過半数が反対している「なしくずし憲法改定」は憲法破壊行為である。
この憲法破壊行為を、読売、産経、日経の御用三紙と系列テレビキー局が絶賛するから、日本の言論空間では、主権者の声がかき消される。
その情報は自分の生活にどの程度影響を与えるのか?
こうした政治問題をここで取りあげることがほとんどないのは、自分のチカラで変えることができないからだ。
ブログで声を上げている人は、ごまんといるわけだから、何もココで持論を展開しなくても・・という考えに基づいている。
じゃあ何故ここでこのブログを紹介したのかというと、以下の一文を紹介するため。
私は恒星という世界から地球を見ると私達は地球に住む地球家族です。
この地球に住む地球人が一丸となれるとしたら、他の恒星からの侵略しかないのかもしれません。
そういえば、UFOを見る人が増えた気が致します。
ここで書いておきたいのは、他の恒星からの侵略というのは、あり得ない!と言う点だ。
やはりエイリアンは来ていた!?でも書いたが、宇宙には独自のルールがあり、宇宙人が直接地球や人類に介入することはない。
幸せのルールでは、人間がどのようにして生まれたのか?について書いたが、何よりも大事なのは、自分の考るチカラを、どのように使えばいいのか、という点ではないだろうか。
日本や世界の政治について考え、ブログで主張する人は多い。
集団的自衛権行使容認されて幸せになれるのか?
そして仮に集団的自衛権行使が容認されなかったからといって、何がどう大きく影響を受けるのだろう?
毎日大量に生まれ、巷に溢れ返るニュースと、どうつきあうのか?
あなたにとって、本当に大事なことは、一体何なのか?
そのニュースは5年後も問題になるだろうか?
あなた以外の身近にいる誰かが、このことを気にかけているだろうか?
そのニュースによって生まれる状況を変えるため、あなたができる行動とは、一体どういうものだろう?
自分のチカラを働かせ、物事を変えてゆくために、現実の世界で、あなたが今できるることは何なのか?
目が外に向いている人ほど、家族などの内なる人間関係は放置モード、になっていることが多い。
自分の身近にいる家族と、どのようにして幸せに過ごすのか?というテーマの方が遙かに大切ではないだろうか。
必要ではないニュースを遠ざけ、自分の時間をより生産的なことに使うという姿勢が、ストレスを減少させてくれる。
集団的自衛権行使容認について、あれこれ語ることが、あなたにとってどれほどの意味と価値を持っているのか?
Think!
米国ナスダックマーケット03(木)のチャートで見るネットエイド 米国株では、ギャップを付けた方向へ抜けたのは1銘柄だけ。
つまりロングサイドへの薄いギャップアップは一銘柄だけだった・・
あとは全て、エントリーとは逆方向への、ギャップを付け、前日の終わり部分を呑み込むパターン。
米国ナスダックマーケット02(水)でも ロングサイドへの薄いギャップアップはSINA一銘柄だけ。
アトは全て例のパターン。
そんなに甘くはないでしょうが・・・でも、ほとんど全てがそのパターン狙いで+1120ドル。
昨夜の米国ナスダックマーケット07(月)でもブレイクアウトした銘柄の70%が必勝パターン。
避けた方がいいパターン
この例ではロングサイドへ抜けているが、最初のエントリー後、やはりプルバックが来ている。
抜けたのは2回目のエントリー。
このパターンは2回目のブレイクを狙うのがミソ!
しつこいだけのデイトレ日記ではAMZNでギャップアップした順方向へエントリーしてやられている。
こちらの2014年6月30日(月)でもギャップアップした順方向へ、3本目のアタマでエントリーすると、すべてプルバックでやられるパターン。
逆にいえば必勝パターンさえ狙えば、勝てる確率が高くなるということなのだ。
8日(火)午前8時40分。日経先物Emini の30分チャート(左)
大きなギャップダウン
右はドル円の週足チャート。トレンドはフラット。