スカイラインの皮をかぶったメルセデス?を読んで、どうなんだろうね、ということで書いてみることにした。
日産・ルノーグループとダイムラーは、2010年4月に戦略的な提携で合意。
今回の、スカイラインへのダイムラー製エンジンの搭載は、その提携の成果の1つだという。
新型スカイラインの開発が始まった当時、日産は2リッターターボエンジンを持っていなかったという。
そのため自社開発か、提携が始まっていたダイムラーから購入するか?という選択に迫られることになったわけだ。
で結局、日産はダイムラーから購入することに。
利益だけを考えれば、今後日産の高級車は、エンジンだけでなく、プラットフォームもダイムラーと共通化し、日産は得意な中小型車に専念したほうが、効率はいいはず。
だがダイムラーのエンジンやプラットフォームを使えば、コストもメルセデス・ベンツ並みにかかってしまう。
ではインフィニティブランドのクルマが、メルセデス並みの価格で売れるのか?
というと、それは無理というもの。
では、日産の高級車はどこを目指すというのか?
このあたりを、日産の関係者にも聞いてみると、先のことは決まっていないという。
えっ?そんなことでいいの?(笑)
ベンツE250の国内での価格は消費税込みで599万円から。
一方スカイライン200GT- t の価格は383万チョイから。
つまり200万円以上安いことになるわけだが・・
じゃあ、クルマとして味付けを含めた魅力はどこにあるのか?
シャーシーや内装や外観で勝負できるのか?
などと、門外漢のオレでも、次々と疑問が湧いてくる。
最上級グレードの200GT-tタイプSPの価格は4,568,400円。
この価格帯はまさにメルセデス・ベンツCクラス やBMW3シリーズ と同等の価格帯なのだ。
日産の担当者いわく「ベンツから購入しているエンジン+AT変速機がシビレるくらい高いんです」とのこと。(笑)
「このスカイラインのエンジンはベンツと同じですよ」というセールストークを囁けることが、ニッサンにとって本当にいいことなのだろうか?
オレはそうは思わないけどねえ。
日産の高級車は、一体どこを目指すというのだろう。
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