そしてギリギリのところで踏みとどまっている、独特の演出。
さらに登場人物が皆個性的で、なおかつ何をするか分からないキャラのため、物語の冒頭あたりで、ギブアップする人もいるはず。
というわけで、こうした部分の作り手の感性が、観る者と合うかどうかで、大きく評価の変わる映画だ。
だが映像の荒さや過剰な色彩感が織りなす独特の味付けが、填まる人にはとても魅力的に感じるはず。
もしあなたが、この独特の世界観に引き込まれてゆくようなら、ビンゴ!
観ているウチに、ほのぼのとした暖かさに包まれ、癒されてゆく気がするはず。
ジェヴェッタ・スティールによる挿入曲「コーリング・ユー」 Calling You がとても効果的。
とにかく個性豊かな唯一無二の映画だ。
この映画と偶然巡り会えたことを、感謝したくなる作品だった。
コメントする