原題は GONE
ファインド・アウト は アマンダ・サイフリッド主演のサスペンススリラー。
アマンダ演じる主人公が、周りからは妄想だと思われている現実を、地力でひっくり返して行くそのプロセスが見もの。
観ているうちに、分かってゆく謎解きの面白さ。
と同時に、その先に何があるのか?という興味を引き立てながら物語は進んでゆく。
彼女が信じることへのこだわりが意志の強さとなり、次々に障害を乗り越えるたびに、観客は共感を覚えるという仕掛けだ。
とにかく主演のアマンダ・サイフリッドの魅力が存分に味わえる仕立てで作られている。
彼女の強い「目力(メジカラ)」でもって、観る者をグイグイと引っ張るというストレートな勝負で魅せる映画となっている。
こうしたスターの魅力で魅せる作品は、ともすれば伏線の張り方が「おざなり」になりがち。
だが、この映画はぬかりなく、緻密にしっかりと描かれている。
そのため、知らず知らずのうちに、観てしまうというわけだ。
魅力的なスターが主役の映画は、見終わってからの充実感・満足感が高いのがナイス。
とにかく、目は口ほどにモノを言う、ということが実感できる映画だった。
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