2014年06月01日 のCoolに過ごそう

ハイキーかローキーか?

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撮った写真を人に観てもらうとき、その写真の仕上げ方の方向性を意識しながら、補正を行っている。

なぜなら、カメラは人間の目よりダイナミックレンジが圧倒的に狭いため、どこかで折り合いをつけて撮れるようになっているからだ。

露出の基準となる線引きを、明るいところにすれば、ローキーという全体に暗い写真となり、暗い部分にすれば、ハイキーという明るい基調に仕上がるわけだ。

  

ただ写真の明るさを補正するという意味では、白く飛んでしまった部分は、後で補正するための情報が何もないため、オートでの撮影の場合、カメラメーカーは、どちらかというとローキーに写るように調整していることが多い。

下は、ある自動車情報のWEBに掲載されている写真だ。

0601golf01.jpg

これは多分自動露出で撮影されたものだろう。

右側からの照明で暗い部分が沈まないようにするという時間も予算もない場合、どうしてもこういう写真になってしまう。

我々シロウトが写真を撮る際にも、同じ事が起こるわけだ。

   

0601golf02.jpg

さてこちらは Photoshop CC の Camera Raw フィルターという補正機能を使って仕上げた写真だ。

フロントバンパー下にある吸気のためのグリルの様子がハッキリと分かる写真となっている。

また右側フロントタイア裏側のタイアとホイールも、きちんと識別することができるだろう。

そしてブレの軽減フィルターを使い、違いがわかりやすいように、よりクッキリ感が出るよう補正している。

 

さらに追い込むのであれば、「焼込み」ツールで少し暗くすることで、さらに完成度を上げることもできるが、丁寧に補正しようとすれば、当然それなりに時間がかかることになるため、どこで折り合いを付けるかだ。

当サイトは、アート作品としてではなく、説明のための補足に写真を使っているため、全体的にオートで撮った露出より、少しハイキーに仕上げている。

ただし、撮影は露出を暗めにして、白トビが起きないようにしている。

つまり補正することを前提として、撮影しているというわけだ。

 

アップルが Beats を3千億円で買収したニュースが流れましたが、これはアップルにとって、今までで最高金額の企業買収となったようです。

では買収されたBeats とはどういう会社なのか?

Beatsは、大きく分けると2つのメインとなる事業を持っています。

  

まず一つ目はヘッドフォン・ヘッドフォン・スピーカーといったハードウエア事業で、「beats」ブランドのヘッドフォンは米国でシェア1位を獲得する有名なブランド。

二つ目は「Beats Music」という、月額制の音楽ストリーミング配信サービス事業です。

 

Beats Electronics は、音楽プロデューサーのジミー・アイヴォン氏とラッパーのドクター・ドレ氏が2008年に立ち上げた企業。

音楽業界との強力なコネクションを持つこの二人が Apple に入社することで、レコード会社との交渉も進めやすくなるでしょう。

 

0601applebeats.jpg

上はウェブメディアのBusiness Wireに掲載された写真ですが・・

左から、Beats創始者のジミー・アイオビン、Appleのティム・クックCEO、ドクター・ドレー、Appleのエディ・キュー

 

右端に写っているアップルのソフトウェア担当上級副社長エディ・キュー氏は、iTunesの立ち上げをはじめ、最近ではiCloud、地図アプリ、Siriの開発を指揮してきた人物。

今回の Beats 買収は単なるヘッドホンブランドだけが狙いではな、アップルはクラウドを含めたソフトウェア面でのテコ入れを図るための戦略であることが、伺えるのではないでしょうか。 

     

アップルはこの買収で、iTunes での個別楽曲の販売サービスに加え、「Beats Music」の月額制音楽ストリーミングサービスを加えようという目論見のようです。

「Beats Music」では、その時の場所・気分や、誰と一緒なのか?とか、好きな曲・アーティストを指定すると、選曲に活かされる仕組みなのですが、アップルは個人の好みに合わせたベストな曲を提供することで、売り上げを伸ばそうということなのでしょう。

また、こうした機能により iTunes Radio に音楽の「パーソナライズ」機能を加えるかもしれません。

     

買収直後にAppleは、ヘッドフォン関連の特許を申請したようですが、これはヘッドフォンがユーザーの頭から外れた時にiTunesのストリーミング再生などを一時的に停止させることができるというもの。

Beatsは「BEATSSTUDIO」というプロジェクトで、パソコンや車載オーディオの音響性能強化を計画していましたが、これはアップルの「CarPlayという車載オーディオ分野とも連携できるわけです。

さらにMacの内蔵スピーカーの高音質化にも寄与するはずで、ソフトとハードの両面から、車載オーディオ分野でも、高い競争力を持つ製品を投入してくるかもしれません。

 

というわけで、今後のアップルの新製品が、大いに期待できますね。

AAPLW.gif

AAPLも買いでしょう。

しばらくホールドできるるはず。

 

 

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