いわゆるスイングトレードという、オーバーナイトが前提のトレードでは、全体のトレンドをしっかり見極めることが大事だ。
今日のチャートで見るネットエイド 日本株を見ると、ティックの多い銘柄の多くが、ロングサイドへブレイクアウトしたわけだが・・
東証レビュー14日・株式往来 連日で年初来安値、シャープ急落を読むと、まさに真逆に思えることが書かれている。
何故こういうことが起こるかというと、タイムフレームが違うためだ。
イントラデイと、日足や週足を使ったトレーディングでは、そもそもが狙うリターンが違わけだ。
そのため必要なスキルも変わるのは当然のこと。
特に週足を使ったトレーディングでのエントリーポイントは、日足ベースで設定するわけだ。
今日の東京マーケットが終わった時点での日経平均の週足。
東京マーケットで、これからショートサイドへ仕込むためには、何よりもまず青いギャップを埋めなければならない。
この週が陽線で終わり、次の週が長すぎない陰線で、ギャップを埋め、その翌週がそこまでの安値を切ってきたら、絶好のショートのタイミングとなるわけだ。
つまり今から2週間は、ひたすら待つことが必要になるわけだ。
そして、条件が揃えばだが、3週間のアタマで仕込むことになるだろう。
イントラデイのトレーダーは、概してこの「長いスパン」を待つということが、それまでのタイムフレームとは余りにも違うため、どうしても妙なルールを設定してしまいがちだ。
やはり餅は餅屋。
スイングトレーダーと、スカルパーでは、必要になるスキルの種類が余りにも違うため、両方を得意とすトレーダーというのは、皆無と言っていいだろう。
2005年の11月中旬ごろの過去ログを見ると、たとえば 基準 をはじめとして、いくつかのヒントを書いている。
だがこれらは日足を使ったトレード手法ゆえ、ギャップの大きさという要素に悩まされるわけだ。
だが、これを解決するには、週足の併用が非常に有効になる。
つまり週足は日足のノイズを呑み込んだトレンドを示すため、利益を出しやすいのだが、その代わり、当然のことながら、チャンスは少なくなるわけだ。
毎日チャンスが欲しければ、イントラデイのトレーディングをするべきなのだ。
だが日足を使い、イントラデイの利益を出そうとすると、日足の持つ特性を生かし切れないがため、結局は絵に描いた餅で終わることになる。
ストップには、カットロスのストップと、利益を最大にするためのストップの2種類があるわけだが、たとえば2005年の11月7日は、これについて触れている。
これに関しては、イントラデイもスイングも、考え方は同じで、ローソク足の単位が違うだけのこと。
このようにトレードでは、タイムフレームが違っても共通する考え方もある一方で、タイムフレームが違うと、全く違うスキルが要求されるという側面もあるため、多くのトレーダーはこれに翻弄され、コースを見誤ってしまうことが多いのだ。
この世界で生きながらえるためには、、まずそのタイムフレームのスペシャリストになることだ。
そのためにはある程度の時間が必要になるのだが、それを我慢しきれない人が多い。
大事なことは、まずはどれかの手法のスペシャリストになって、実際に利益を出すことではないだろうか。
なぜなら、すべてはそこから始まるからだ。
まずは、じっくりと腰を落ち着けて取り組もう。
マーケットは、常にそこに存在し、決して逃げることはないのだから・・
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