チャートは、マーケットでのある特定の銘柄の動きを表示する役割を持っています。
そのため、チャートの長さや太さの比率というのは、変えることができるようになっているのですが・・
さて、あなたのチャートから、これは危ない、これは安全だということが、十分伝わっているでしょうか?
というのが今日のテーマです。
デモトレード53日目をサンプルとして説明してみましょう。
YYは、エントリーの前の陰線が長過ぎます。
最初のローソク足である3本の陰線を足した長さくらいわるわけで、買い戻される位置でエントリーすることになるわけです。
特攻隊が玉砕のため、出陣するようなモノ。
この長いローソク足は Bearish20/20 と呼ぶ、非常に危険なパターンです。
執行も1分遅れなので、不利な位置でのエントリーとなっています。
YY -350ドル
ですがYYは運良く、もう一本下がったのですが、問題はそのあと。
反対職の陽線3本を見送ったため、マイナス285ドルという大きなロスになってしまっています。
チェックリストを付けていれば、△2つで手仕舞いですから陽線2本で手仕舞えるはず。
ホントなら陰線1本で手仕舞いです。
これだけ下げたら買い戻しが陽線1本で済む確率は限りなく低いわけですから。
4本目の最初の陽線までの半値戻しとするとマイナス236まで戻す可能性が高いという読みができるのですが、マイナス236のガイドラインまでちゃんと戻しています。
出さなくても済むロスを出すというミスの代償は大きく、このトレードでトータルがマイナスサイドへ振れてしまったのです。
つまりこれ以後のトレードは、非常に不利な精神状態で臨まなければならなくなったわけです。
こうしたミスの影響は意外と大きくなってしまいがちです。
SPLKは単独ホールドなので、短い陽線が確定した時点で手仕舞いすれば少ないロスで押さえられたはず。
もう一本陽線を許したため、350ドルものマイナスになってしまっています。
エントリー後反対へ動いてマイナスになったら、即出るべきです。
そこまでのトータルがマイナス135ドルなのですから。
プラスならハナシはまた別です。
ここでロスが大きくなるリスクを冒すべきではありません。
勿体ない。
その結果トータルで-485ドルにまで拡大。
ENDPもYYと同じで、エントリー前のローソク足が長過ぎます。
普通の長さの陽線2本を足したのと同じ長さですから、3本目で入るのと同じです。
トータルでマイナス-485ドルもあるのに、リスキーな Bullish20/20 に入っってしまったのです。
結局マイナス790ドル。
上の例は私がいつも使っている比率のチャートですが、トレード用のチャートではチャートの枠の大きさは当然小さくなります。
ですがローソク足の太さと長さの比率は同じモノを使っています。
上のチャートをご覧になっていると、長すぎるローソク足とはどういうモノかがよくおわかりになるはず。
ですがローソク足が、長すぎるのかどうかの判定がわかりにくいチャートを使っている場合、その危なさが視覚的に伝わってこないということが起こりえるのです。
上は私のチャート
私のチャートに比べると、横幅が太い比率ですから、長さの判定をするときに、長さの持つ危機感が伝わっているのかどうかが、少し気になります。
トレードをされているチャートの長さと太さの比率がこれと違うかどうかはわかりませんが、一度こうした視点からチェックされてみてはどうでしょうか?
CQGでは日付のゾーンで右クリックをすると上のようなウィンドウが表示されます。
好みの太さと長さが決まったら、 Set Default Spacing for CandleStick へチックを入れると、それがデフォルトの比率となります。
いつも一定の太さと長さのチャートで見る場合に便利な機能です。
ぜひ活用してみてください。
いつもありがとうございます。
確かに 受ける印象がまったく違いますね。
検討します。