福島第1原発の屋外で最も高い毎時10シーベルト以上の放射線量が測定された1、2号機主排気筒の根元を再測定した結果、表面付近で毎時25シーベルトに達する可能性があるとの推定を公表した。
25シーベルトというのは、国際放射線防護委員会(ICRP)が、100%の人が死亡する、とされている7シーベルト以上に約17分で達する値だ。
東電によると1.2号機の排気筒には、原発事故時に1号機のベントを行った際、高濃度の放射性物質を含む蒸気が通過した配管があるという。
東電は9月、排気筒の支柱に複数の亀裂を見つけ、解体か補強かを決めるため、現場の線量を測定していた。
東電福島広報部は「現時点でなぜ高線量か分からない。今後、排気筒上部の線量を測り、対応を協議する」と話した。
排気筒は、おととしの事故で放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われたもので、東京電力は「配管内部に放射性物質が付着しているためではないか」と説明している。
なぜ今ころになって再測定しそれを公表したのだろうか?
数メートル離れても数百ミリシーベルトくらいはあるはず。
今の作業員は年20ミリを限度としているため、数分被曝すれば限度となる。
人間の近づけない毎時25シーベルトが環境に放出されているといっても、我々は実際に何も感じることなく生活しているわけだ。
つまり高い数値が発表されればされるほど、放射能に対して不感症になってゆくことになる。
恐ろしいことだ。
コメントする