日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会が、東京モーターショーの会場で開催され、2013年度の栄冠に輝いたのは「フォルクスワーゲン・ゴルフ」。
輸入車がイヤーカーに選ばれるのは、今回が初めて。
2位の「ホンダ・フィット」に131点の差をつけての快勝だという。
特別賞は福祉車両の「ダイハツ・ムーヴ フロントシートリフト」が受賞。
イノベーション部門賞は「三菱アウトランダーPHEV」。
エモーショナル部門賞は「マツダ・アテンザ」。
「スモールモビリティ部門賞」は「スズキ・スペーシア&スペーシアカスタム/マツダ・フレアワゴン」。
最終選考での順位
1位:フォルクスワーゲン・ゴルフ
2位:ホンダ・フィット/フィットハイブリッド
3位:ボルボV40
4位:メルセデス・ベンツSクラス
5位:三菱アウトランダーPHEV
6位:マツダ・アテンザ
7位:トヨタ・クラウンロイヤル/アスリート/マジェスタ
8位:フィアット・パンダ
9位:スバルXVハイブリッド
10位:MINIペースマン
日本車には魅力的なクルマがないので、ゴルフが選ばれるのは当然か。
東京モーターショーで発表すれば、日本カー・オブ・ザ・イヤー側も、東京モーターショーの自工会側も、華を添えることになる、という狙いなのだろう。
だが今の東京モーターショーというのは、天下りの巣窟となっている自工会が、やる気なしの惰性で開催しているというのが実態だ。
猛烈に高い出店料を取るのに、出展するメーカーに何の融通も効かせないという姿勢に加え、来場者に対するホスピタリティは最低。(笑)
前回の東京ショーでの日本メーカーでは、86とBRZが注目されただけ。
だが、VWとアウディがワールドプレミアを用意してくれたため、何とか雰囲気を活性化できたわけだ。
しかし今回は、アメリカのビッグスリー、GM、フォード、クライスラーは参加せず。
クライスラーの親会社でもあるフィアットも当然出ないし、アルファロメオもなし。マセラティとフェラーリも出展せず。
というわけで、世界的に見れば、今や東京モーターショーはローカルの単なるショーに落ちぶれてしまっているのだ。
ただ日本のマスコミが煽るので、大多数の日本人に、こうした実態はわからない。
オレ的に日本のメーカーで注目したのは、まずホンダのS660コンセプト。
どうやら軽自動車の寸法枠じゃなく、ちょっと大きい。
というのは軽自動車という枠が、近い将来どうなるか流動的だからだ。
だが、発売されるとなると、現状では軽自動車となるわけだ。
そうなると、写真のようなスタイリング、というわけにはゆかず、写真より全幅が狭くなるため、格好良さは後退するだろう。
スバルは、レヴォークという、イヴォークと被る名前を付けたニューモデルを発表しているが、そういうパクリは、もうやめてはどうか。
このように、スバルはジリジリとダメになっているようで、現行レガシィは日本では全く売れず。
ちょっとくらいは、マツダの姿勢を見習ったらどうだろう。
レガシーは、モデルチェンジでデカすぎるサイズになってしまったうえ、デザインがダメになっちゃったからねえ。
何故BMWの出来損ないのようなデザインにするのだろう?
旧来のレガシィの方が、日本的な端正なデザインでずっと格好良かったと思う。
なのに中途半端にガイシャの真似をしてしまったため、ユーザーにそっぽを向かれたわけだ。
売れないのは因果応報。
そのため急遽スバル レガシィ コンセプトを発表。(笑)
ドイツ勢では、ポルシェのカイエンの下のクラスのマカン。
カイエンより小さく、安いのに押し出しのある格好だから、売れるだろうね。
アルピナからは、D3ビターボ(ディーゼル)が日本に初お目見え。
ミニも、大きくなったニューモデルを発表し、ついに3ナンバーに。
フランスのシトロエンはロングホイールベース版のグランドピカソと、ショートホイールベースのピカソの2種を日本で発売するという。
いいデザインだよねえ。
だけどリアはコンベンショナルな金属スプリングになっちゃったなあ・・
ピカソの値段帯だと、ハイドロはコストの点で合わないからだろう。
シトロエンは、ハイドロはやめないと言ってるので、一安心だけどね。
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