以前書いた、ニッキ・ヤノフスキー Nikki Yanofsky のライブDVDを観た。
13歳でデビューしたニッキも今年で19歳。
それほど柔らかい声帯でもないし、素晴らしい声質でもないのだけれど、若さと美貌とスタイルという3拍子は魅力的だ。
DVDを通して聴いた感想。
6年のキャリアを考えると、実に様々な曲にチャレンジしている。
ただステージを通しての曲の構成がねえ。
もっとも盛り上がるべき最後の方で、あまり得意ではない曲を持ってきたりしているのが残念。
どちらかというと、アップテンポの曲が合っているようで、アップテンポのスキャットは実に素晴らしい。
反面、スローなバラードになると、細かい部分の微妙な表現の表情が少し物足りなく感じてしまう。
レネ・オルステッドはこうしたバラードは実に巧いため、どうしても比べてしまうからね。
Nikki Yanofsky Take the A Train Live in HD Bravo concert
A列車で行こう は彼女の魅力がよく伝わってくるナンバーだ。
Nikki Yanofsky at the 2008 Montreal Jazz Festival
こうして聴いてみると非凡な才能を持っていることがわかる。
Nikki Yanofsky - Over The Rainbow (RAWsession)
スローでも、こうしたピアノだけだと、実に丁寧に歌うのだが、大きなステージになると、バックの演奏に載せられてしまい、勢いに走ってしまいがち。
今で6年のキャリアなので、あと4年もすれば、10年選手となるわけで、そのあたりから、より魅力的になってゆくのではないかと期待している。
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