2013年10月27日 のCoolに過ごそう
3分足を使ったイントラデイトレードでのご質問ですが、同じように認識されている方は少なくないかも知れません。
前にも確か、同じような質問があったと思います。
というわけで以下はご質問への回答です。
馬渕先生、こんばんわ。
広島県の**です。
本日も以前COOLで記載されていたチャートを見て疑問点が生じました。
2013.08.25(日)記載の「ナスダックマーケット16日(金)のクロススキャン」Cross SCANでは、08-16 22:54 表示で WFMが最上段に表示。
その下にチャートがあって青色縦ラインに陰線となっています。
以前からエントリー条件としてロングであればツライチもしくはギャップアップと認識していました。
この青色ラインの始値はその前の陽線よりギャップダウンしていますがロングエントリーされています。
クロススキャン使用時のエントリーは以前から言われていた「始値を見る」条件は関係 なくエントリー出来るのでしょうか。
細かい事ですが宜しくお願いいたします。COOLは自分なりに分類して見ております。
寒くなってきました先生も皆様もご自愛ください。
ご質問は、このギャップダウンについてです。
執行は基本的にあらかじめ待ち受け、54分になる際の、音声タイムキーパーのタイミングに合わせます。
ピッ・ピッ・ポーンのポーンのタイミングが54分ジャストになるわけです。
そこでクリックしてエントリーします。
ということはローソク足は、その前の51分の陽線しか表示されていないときに、クリックの準備をするわけです。
その時点では、54分のローソク足は表示されていませんから、ギャップアップかどうかはわからないわけですね。
つまり54分ジャストの時点でボタンを押したときに、掴んだ値段で執行されるのですが、それがギャップダウンであろうとギャップアップであろうと、すでにエントリーしているわけです。
つまり、54分のローソク足の始まりが、ギャップアップしたのを確認して、執行ボタンを押すわけではありません。
なぜなら、プリスキャンモードで51分の時点からWFMは表示されているため、その時点でチャートを表示し、エントリーできるかどうかを決められますからね。
51分の足が、完成していなくても、1分前あたりで陽線になっているのなら、54分になった時点でもほぼ間違いなく陽線になっているはずです。
プリスキャンボタンを押した状態で51分から、WFMは表示されています。
エントリー条件としてロングであればツライチもしくはギャップアップ
という認識は、たぶん執行のタイミングを勘違いされているための間違いではないでしょうか。
ツライチかギャップアップでなければ言うのは、日足を使ってのハイローバンドギャッププレイの場合のルールです。
日足ならエントリーは、始まった瞬間にエントリーしなくても、ギャップがどうなのかを確認してからエントリーすることができますからね。
3分足でのボトムスキャンやクロススキャンを使ったこのトレード手法では、そうしたことをすると、スリッページを喰らう確率が高くなります。
そのため、1分単位のジャストのタイミングでエントリーできるように訓練するわけです。
つまり損益表のオールグリーンを目指して、エントリーします。
51分のローソク足が完成した54分ジャストの瞬間にボタンを押すので、54分台のローソク足が始まった位置とのギャップの位置については確認のしようがないわけです。
この表示のように、51分の陽線が確定した瞬間にエントリーします。
ですから、次のローソク足はまだ表示されていないため、ギャップの確認のしようがないわけです。
もし51分の足が確定後に認識して、1分遅れで、55分あたりでエントリーする場合でも、陰線なら「めっけもの」ということで、エントリーしますけどね。
なぜならより安い値段で買えるチャンスなのです。
下にサポートがありストップを切らなければホールドすればいいだけ。
仮に陰線が伸び、下げてしまい、ストップに当たってしまったら、カットロスです。
そのために複数ホールドしているわけですから、この1銘柄が150ドル以下のロスなら、想定内のロスなので、問題ありません。
クロスパターンでは、陰線のあと陽線が出たらその後でエントリーするわけですね。
このケースでは、51分の陽線が48分の短い陰線を呑み込んでいますから、非常に高い確率で勝てるパターンでもあるわけです。
エントリーのあと、陰線となって、51分の終値より安い値段で買えたのであれば、私ならラッキーだと喜びますけどね。
大事なことは、フォーメーション通りにルールに従って、エントリーすることです。