トレーダーのみなさんの検証をザッと見ると、いろいろなことが見えてきます。
翌日のマーケットが始まるまでに、検証をしている人の割合はどれくらいでしょうか?
そしてコンスタントに同じルールでトレードをされている方の割合はどれくらいでしょう・・
ざっと見たところ、こうしたレベルの、やるべき事をやっているトレーダーは約10%くらい。
昨夜のマーケットで CREE へエントリーされた方はいらっしゃったのですが、ではいくら獲れたのか?
1000ドルは獲れるパターンでした。39分台にエントリーです。
ストップはマイナス150ドルの位置。
黄色いマークの位置で陰線2本。
ここで手仕舞うと +430ドル。
この+430ドルがあれば、そのあとのクロスパターンで再エントリーできるはず。
このパターンでも合計で900ドルは獲れるわけです。
-150ドルまで下げていないのに、最初の陰線でカットロスした人が多かったのですが・・
最初のユニットでチェックシートが×なら次で手仕舞いというのは、最初の段階のトレーニングなのです。
いつまでもこれをやっているようではダメ。
チェックシートをつけて、そのとおりに執行できるようになったら、次のステップへ進むわけです。
つまりストップは-150ドルの位置へ変更してトレーニングをします。
ストップをチェックシートの×のあとにするのか、それとも-150ドルにするのか。
これをきちんと決めずに、混在させ、あるときはこっち、あるときはヒゲがどうので、-150まで粘る。
こういうパターンの優柔不断の人が大半。
まず3分間で決められた「やるべきこと」がきちんとできているのかを、検証することです。
これは基本ですからね。
彼は CREE で 1000ドル以上獲ったわけで、これは立派でしたけれど・・
この日の最大のロスとなったSNDKでこういうことをやってるんですねえ・・(笑)
これにとりつかれているので、CREEの後のトレードで、全くゲインがないトレードになっています。
つまりこのトレードがあるために、他へ集中力が向かなくなってしまったわけです。
これがなければ、彼のウデなら2千ドルくらいは獲れていたはず。
ルールを破ると、彼ほどのトレーダーさえ、ゲインを減らすだけのトレードばかりになってしまっているのです。
もったいないことです。
チャートを見ると、戻ってラッキーというパターン。
陽線2本の後で入ったらダメだよなあ・・
どうせここまで持ってたのなら、もっと粘っては? 私ならそうしますけど・・
でも下へスッポ抜けたらアウトという、危険なギャンブルトレード。
運が良かったですねえ。
ルールを破る、あるいはコロコロ変える、ということを習慣化してしまう恐ろしさを、過小評価してはなりません。
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