V6の滑らかなエンジンが紡ぎ出す、上品で力強い加速感も、C6の隠れた魅力の一つだ。
シルキータッチの加速感と、素晴らしいフィールのブレーキは、走行中繰り返される加減速プロセスを、独特の「運転する楽しさ」へと変換してくれる。
加減速と乗り心地が、ドンピシャのバランスでもって味付けされているクルマとしては、ポルシェの名が挙げられるだろう。
だが、C6も肩を並べる魅力を備えている。
といっても、ブレーキパッドを換えたりなどの手は加えてあるけどね。
KISS X4 + TAMRON AF18-270mm F3.5-6.3 Di II VC
ガスペダルを強く踏むと聞こえてくる加速中のエンジン音は、クオーンと、なかなか魅力的なサウンドだ。
室内が静かなだけに、意外に感じる部分ではないだろうか。
そして意外にも日常の実用車としての細部の使い勝手のいい車なのだ。
トランクや、客室の広さだけではなく、細部にまで実によく考えられている。
ステアリングと連動し、切った方向を照らすヘッドライト然り。
細かいところでは、リモコンキーでドアをロックすると、C6はドアミラーも同時に倒れるようになっている。
そのため車から離れた位置からでも、ロックし忘れているかどうかを、視覚的に確認することができる
便利なのは、一定以上の距離からリモコンで解錠しても、車に近づかなければ再びロックされるという仕組み。
これはオーナーにならなければ、気がつかない点だろう。
毎日の足として使うとき、こうしたよく考えられた使い勝手のよさも、C6の大きな魅力ではないだろうか
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