とても「よい」ご質問をいただきました。
読みながら、なるほど、そういう考え方もあるわけだなと納得。
同じように考えて入る方も多いはず。
というわけで、この場を借りて回答させていただきます。
下記がご質問の内容です。
8月はトータルの損益がマイナスとなってしまったため、初心に返りはじめからやり直そうと思い、いまトレードルールの再確認をしています。
一番はじめに教わった内容を思い返しますと、エントリーポイント=ストップポイントでしたので、チェックシートで△が2回出るか、×1回で手仕舞いでした。
その後、-$150までのロスは許容するトレードとなり、狙った方向に騰がらなかった場合、チェックシートとの整合性が取れないのではないか、という疑問が出てきました。
例として下記のAMZNで説明致します。
まず前提として、他の銘柄には入っておらず、トータルの損益はないものとしています。
3本目($286.69)でロングエントリー。ストップは236ライン上の$285.85に設定。仮にここでカットロスした場合、200株で-$168程度のロスとなる計算。
3本目は陰線となり、損益マイナスに。
そのためチェックシート上の記述は3本目の損益欄は「×」となりますが、-$150以内のロスなので、ホールドということになる訳ですよね。
そうすると損益欄で「×」が出たら次のアタマで手仕舞いという原則と-$150以内ならホールドというルールとの整合性が取れなくなってしまいます…。
これはどのように考えればよろしいのでしょうか?
4本目についても終値がエントリーポイントよりも下なのでまだ×判定です。
そうなるとチェックシートでは××と続きますが、まだ-$150以内なのでホールドなのか。。
もしホールドということであれば、チェックシート上の「×」はなんら意味のないことのように思えてなりません。しいてはチェックシートをつけること自体、意味がないような気がします。
そもそもストップを-$150以内に設定するトレードではチェックシートは使わないということなのでしょうか?
このあたりのことがどうしても腑に落ちないので、ご説明頂けないでしょうか。
まず最初はチェックシートへ記入し、その通りに執行する訓練をするわけですが・・
他の銘柄には入っておらず、トータルの損益はないものとしています。
チェックシートで△が2回出るか、×1回で手仕舞いでした。
3本目は陰線となり、損益マイナスに。
そのためチェックシート上の記述は3本目の損益欄は「×」となりますが、-$150以内のロスなので、ホールドということになる訳ですよね。
とありますが、間違っています。
上の例では、4本目のアタマで手仕舞いです。
ルールではそうなるわけです。
つまり最初のユニットで、単独でエントリーした場合は、カットロスで終わりです。
つまりこれでは勝てないわけです。
当然です。
ですからセミナーでは複数銘柄でエントリーしなさい、ということを繰り返して説明しています。
これは基本ルールです。
単独銘柄エントリーは、単純に勝率は50%ですから手数料を入れると負けるわけです。
上ではその通りの結果になっていますね。
では複数銘柄でエントリーするメリットは何でしょう。
このAMZNのようにマイナスになっても、同時にホールドしている他の2銘柄がプラスなら、カットロスをしなくても良くなるわけです。
つまり選択肢が増えるわけです。
チェックシートが×でも、他の2銘柄とでブレイクイーブン、あるいはプラスなら、ホールドしてもOKなのです。
単独銘柄なら、即カットロスしなければならなくなるところが、複数銘柄ホールドなら、ホールドするという選択肢が増えるわけです。
これは基礎セミナーでも繰り返し説明しています。
この日のアタマのユニットでは神風ギャッププレイ銘柄が3銘柄。
エントリーすればこれだけで、+530ドルです。
ですから、3本目までにエントリーして、プラスにしておくというのは大事なポイントです。
GPOR +330ドル 神風ギャッププレイ
KRFT +100ドル 神風ギャッププレイ
ESRX +100ドル 神風ギャッププレイ
神風ギャッププレイ 3銘柄トータルで +530ドル
AMZNへ3本目でエントリーしても、ホールドできるでしょう。
フィボクイックマジックプレイというエントリー方法もありますね。
するとAMZNへ3本目でエントリーしても、ホールドできるでしょう。
GPOR +230ドル
KRFT +270ドル
QCOM +260ドル
フィボクイックマジックプレイ 3銘柄トータルで +760ドル
AMZNへ3本目でエントリーしても、ホールドできるでしょう。
3本目でエントリーできる銘柄としては、AMZNの他にはQCOMがありました。
AMZNをカットロスしても、4本目でFFIVに乗り換えれば・・
FFIV +290ドル
4本目でのエントリー銘柄は他にもありましたね。
LBTYA +500ドル
AMZNでカットロスしても、全く問題なく勝てますね。
最初のユニットの場合、236のラインから150ドル以内の位置でエントリーすれば、ストップの位置は236になります。
ですから、できるだけそういう銘柄を狙えばいいわけです。
あとオープニングで3本目で入るとどうも勝てないなあ・・という場合の対処法ですが・・
クロス・スキャン銘柄に絞ってトレードするという方法もあります。
複数銘柄が始めて表示されたのは39分。
とあるように、必ず複数銘柄でのエントリーを前提にしています。
いかがでしょうか?
このように多くの選択肢が用意されているのです。
自分の得意とするトレード手法が何なのか?
何を優先し、どの方法でトレードをするのか?
ここが確立されていないと、迷うことになります。
狙ったスキルを身につけるためには、目標を定め、果敢にチャレンジすることが大事です。
頑張ってください!
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