昨日書いた「最新の銘柄選択システム」ではいくつか気をつけなければならない点がある。
このシステムはショートサイドなら、「陽線のあとで陰線が出たら表示する」という仕組みになっている。
つまり典型的なエントリーパターンを探すためのものなのだ。
注意しなくてはならない点は「陽線のあとで陰線が出たら表示する」という点だ。
つまり下のように、次のローソク足に入らないと表示されないのだ。
つまり、このツールで探した銘柄というのは、上の例で言えば、50分台にあらかじめチャートを見て探し出しておいて、51分ジャストでボタンを押してエントリーするという現在のやり方から逸脱することになるのだ。
下は1分足で見た ONXX だが、このツールを使ってエントリーをする場合、51分台のローソク足のどこかでエントリーすることになるわけだ。
レベル2ウィンドウを見ながら、タイミングを探すか、あるいは丸々1分間遅らせて、52分ジャストでエントリーするという2つの選択肢から選ぶことになるわけだ。
このように、このツールを使って銘柄を探す方法では、システム上避けることができない「エントリーが最大1分間遅れる」ことによる、損得が発生する可能性があるのだ。
実際のトレードでは、3分足単位であろうと、1分足単位であろうと、売買する相手次第がどの程度いるのか?によるので「損得に関してはイーブン」ではないかと思う。
ここ2日ほどの記録を検証する限りだが・・
それよりも気になるのは、このツールを複数使うことで「52分に全員がこのシステムを使って一斉にエントリーする」ということが起こりえるわけだ。
出来高が少ない銘柄へ、たまたま出来高の少ない時間に、大量のエントリーがあったらどうなるのか?
「そんな出来高の少ない銘柄はトレードしない」、というトレーダーばかりではないからね。
というわけでこのシステムをトレーダーの皆さんへ一般的にサービスするかどうかは、今のところ未定となっている。
どうするのが、ベストなのだろう?
と現在、思案橋ブルース。(笑)
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