まずは、ハンドル名「カモネギ」さんからいただいたコメントをご紹介。
C6のリアスタイルはアウトスタンディングですね!
クラウンとBMWの比較はなるほどなるほどと素人が普段気にも留めていない具体的な指摘が多く、勉強になりました。
私の愛車はC5のセダン。C6とは違ってドイツ車的とも言われるスタイルです。C5の前に2台連続でBMWに乗っていた自分でもそう感じる部分があります。特にリアスタイルはBMW的に感じます。そのC5でもトランクの切り欠きは垂直に落としているんですよね。
BMWとC5のリアスタイル比較も伺ってみたいです!
そしてC6とC5の比較と、そこから何故C5がドイツ車的に見えるのかも、素人の私の理解だけでなく、はっち3さんの見解を読んでみたいです。
上の5シリーズと見比べると、テールランプの形状が BMWをひっくり返したような形になっています。
過去ログを探したところ、代車でC5を借りたときに撮った下の写真がありました。
下はテールランプ部分を並べた写真。
上がBMW5シリーズ、下は C5 を 180度回転させた写真。
こうしてみると、上がり目と下がり目という違いはあっても、カタチは似ています。
上の BMW3シリーズ とも近似性があるため、ドイツ車的に感じるのでしょう。
確かにトランクリッドの切り欠きは垂直になっています。
ただ、バンパーに何の造形処理もされていないため、ここのマスが大きく、ボッテリとした印象を受けます。
バンパー下端を絞り込めば、かなり格好良くなるのに、惜しいですね。
面白いのはトランクリッド下のエッジです。
ここで一度奥へ引っ込ませ、バンパーの位置でふたたび手前へせり出した造形となっています。
下の C6 も同じような処理がなされています。
こうしてみると、C6は横一文字にセットされたクロームモールの長さが、絶妙なことがわかります。
クロームモールの一筆?でもって、リアビューを見事にまとめています。
細かく見ると、テールランプの幅とのバランスが非常に良く考えられたデザインになっています。
テールランプの外側からモールの左右端までのラインは「逆ハの字」。
なのにテールランプの内側からモールの左右端までのラインは垂直になっています。
この何気ない視覚効果によって、リアの下端ゾーンの幅が、あたかも絞り込まれているように見えるのです。
キュっと締まったお尻のような印象を受けるのは、こうしたトータルのバランスが非常に良いからだと思います。
C6のテールランプを縦長で配置するという発想が、C6のリアデザインを唯一無二のものにしているのではないでしょうか・・
下はC5ツアラー、つまりステーションワゴン版。
これも代車として、借りたときに撮影したものです。
アウディーにも似た、テールランプとボディーとのフラットなツライチ感が印象的です。
しかも、バンパー部分の上下マスが、大きく見えないように、デザインされています。
ツアラーの人気の秘密は、デザイン的見地からは、こういうところにあるのかも知れません。
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