ソニー、高付加価値コンパクトデジカメの売上拡大を目指すというニュースが出ていますが・・
パナソニックやソニーは収益モデルが崩壊、さらに円安で海外からの仕入れコストが急増しています。
円高だと海外から仕入れ、日本で組み立てるか、そのまま販売して収益をあげることができたわけですが、今や流れは円安。
つまり円安が日本の製造業の赤字化を促進しているのです。
といって円安分だけ値上げしようとすると販売不振となり、赤字が膨らむことになります。
資産の切り売りで、何とか凌いではきましたが、めぼしい資産はもう残っていません。
あるのは、まともに売れない土地・工場だけ。
ソニーは営業利益に不動産売買益、株式売買益を入れて見せかけの営業利益を上げています。
ですが、前期決算で売るべき資産はほぼ売り払っているのです。
ソニー(6758) 月足チャート は ダウントレンド
では今後どう稼ぐのか?
ソニーの売上高は7兆5000億円で営業利益は2300億円
NY不動産売却益 655億円・ソニーシティ大崎売却益423億円・エムスリー株売却・評価益 1,222億円
純益 2,100億円(一株利益 42円)はすべて上の3つの取引から得られた利益で、本業は一円も利益がない状態です。
映像・金融以外はダメという現実。
今やトヨタと同じで金融セクターの会社なのです。
切り売りができる間はともかく、売るモノがなくなれば、あとは怒涛の赤字が出てくるだけ。
さて、どうするのか?
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