C4インプレッション・その2

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C4にはギミックというか、なかなか面白いユニークな機能が2つ装備されている。

まず、メーター照明の色を変更することができる。

そしてウィンカーの音を、5種類から選択することができるのだ。

0424C4meter2.jpg

メーターの色はブルーの濃さを5段階に調節可能。

上の写真中央のスピードメーターは白で、これがスタンダードの色。

ノーマルというか標準は全て白。

なので上は、サイドのメータをブルーに変更した写真というわけだ。

基本的に、スピードメータと両サイドの色という、2種類の組み合わせで色を変えるのだが・・

    

0424C4meter3.jpg

上はスピードメータと両サイドの色の組み合わせを、最も濃いブルー同士にした組み合わせ。

ただこの濃さだと、明度が落ちるため、昼間はかえって見にくいのだ。 

いろいろやってみたが、ブルーばかりが5段階に変化するというのは、やり過ぎというか、そこまで細かく変化させる必要はないのでは?

というのが正直な感想だ。 

どうせなら、違う色の組み合わせ、たとえば赤・黄色・緑などの組み合わができた方がいいのではないだろうか。

そして、ウィンカーの音も、4種類から選択することができる。

0424C4sound.jpg

 

上の写真の、上下に回すダイアルを押し込むと、ウィンカーの音を変更するメニューが表示される。

 

0424C4meter4.jpg

 

Classic は音が大きく太く、「ポッコ、ポッコ」と和む電子音のため、高級感が感じられない音質だ。

「クリスタル シンフォニー」は全くウインカーらしくない音。

「ジャングル ファンタジー」は、ビートの効いたリズミカルな音だけど、曲がるたびに聴きたい音ではなかった。(笑)

 

0424C4meter5.jpg

 

全部試してみたが、3番目の「アーバン リズミック」が一番ましかな?

C6は音こそ選択できないけれど、高級感のある比較的小さな音で、「さすが」という音だ。

音も、値段相応ということなのだろうか。 

   

 

エンジンのサウンドは、停止時のアイドリング状態だと、かなり静かだが、踏むとそれなりに音は大きくなり、その落差は大きめ。

エンジンサウンドは特に良くも悪くもないというか、あまり気にならなかった。

というよりも後述するが、変速機の問題があったからなのだが・・

C6は、アイドリング時と加速時のノイズレベルはあまり変わらない。

遮音レベルが高いためだろう。

C6は加速のためアクセルを踏み込むと、結構勇ましい、クオーンという、なかなかのエンジンサウンドが聴こえてくる。

決して悪くない音で、車の性格からすると、ちょっと意外に感じるほどだ。

C4に乗ってから、C6に乗り換えると、C6の6気筒は、分厚いトルクがあり、さらにパワーの出方も芳醇で、トロ味のあるエンジンだということがよくわかるのだった。

0424C4shiftknob.jpg

で、C4の一番の問題は、トランスミッションだった。

 

変速機はクラッチペダルのないEGSというセミオートマ6速なのだが、オートモードだとシフトアップ時にかなりギクシャクする。

オートモードでは、1速から2速への変速で、一旦クラッチが切れるため、加速Gが一旦途切れるわけだ。

そして2速に入ると、再び加速Gが加わることになる。

  

ツインターボだけあって、特に1速だと結構力強い加速をするだけに、加速が途切れた時の落差が大きいのだ。

体感的には、加速G > 減速G > 加速G となるわけで、父も「この車では本は読めないな」と笑っていた。

オートだと、こうしたシフトショックのため、スムースに走らせるのが非常に難しいのだ。

だが、パドルシフトを使ったマニュアルモードでの変速だと、オートよりはスムースに走らせることができる。

  

おまけにブレーキが、一定の踏力だと、だんだんサーボが強くなるという、いわゆるカックンブレーキ。

そのため減速してゆく過程で、踏力をだんだん緩めてゆく、といった微妙な操作が要求されることになる。

特に停止の前にアクセルペダルから足を離すと、ミッションはニュートラルになり、そこで加速Gがなくなるわけだ。

そこへ強いサーボのブレーキが加わるとどうなるか?

想定していたより、急激に止まることになるため、最初慣れないうちは、ブレーキを踏んでいる自分がビックリするほど急激に止まるのだった。(笑)

  

とにかく、中低速域でスムースに走らせようとすると、かなりのテクが必要になる。

神経を集中し、マニュアルモードでもってパドルシフトを使えば、スムースに走ることはできる。

だが、これができる人は、かなり限られるのではないだろうか?

     

車を返却する際に、この旨を伝えると、DS4はアイシン製の6速オートマが搭載されているという。

よかったらぜひ試乗してみてください、と薦められた。(笑)

0424C4Extfront.jpg

C4は299万円。

0424DS4Front.jpg

DS4は310万円。

なので、11万円払ってでも、DS4の方が、スムースに走ることができそうなので、お薦めかも知れない。

だが、ゴルフの TSI Comfortline Premium Edition は、何と289万円!

値段もさることながら、C4のミッションとブレーキでは、ゴルフのライバルとはなり得ないだろう。  

    

結局、C6の修理は一日で完了。

C6はアイシン製の6速オートマなので、このC4と比べると、比較にならないスムースさで変速する。

ディーラーへC4を返し、修理の終わったC6に乗り換えると、変速のスムースさとラクさ加減は、まさに極上の天国を走っているかのようだった。(笑)

 

さらにC6はジガのブレーキパッドに変えてあるので、踏力に対してリニアに反応する。

そのため一定の踏力でスムースに減速してくれるのだ。

ポルシェのブレーキに非常に近い効き味といえばいいだろうか。

     

ブレーキングのたびに感動するといっても大げさではないC6のブレーキングは、運転するたびに、その効き味を堪能させてくれる。

車は常に加速と減速を繰り返すだけに、変速とブレーキングの案配で車の印象は大きく変わってしまう。

   

アイシン製の6速オートマが搭載されている DS4 のブレーキは果たしてどうなのか?

興味のあるところだ。

やっぱりDS4に試乗させて貰おうかなあ・・買わないけど。

ってヤな客だよなあ。(笑)

  

  

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