トレードは最低限必要なことを、確実にやらないとコンスタントに一定の成績をあげることができない。
そのためには、今のトレードのどこに問題があるのかを、自分で把握できなければならない。
損益計算プログラムを使われている方で、ある程度の成績を挙げられている方には、具体的なアドバイスをしている。
私が送ったメールがきっかけで、送られてきたのが下記のメールだ。
いつもお世話になっております。
昨日のCoolでのエントリ「決めたことは守る」では叱咤激励を頂きまして、本当にありがとうございます。
非常に耳が痛い内容でしたが、何度も読み返させて頂きました。
検証を毎日出来ないのは(生活していくための)仕事のスケジュールを最優先にしていたことが原因です。
「7つの習慣」という有名な本がありますが、その中の時間管理の考え方に「"緊急かつ重要"な項目よりも、本当に大事なのは"緊急ではないが重要"な項目である」と書かれています。
これまでは今の仕事を"緊急かつ重要"な項目と捉えて活動してきましたが、よくよく考えてみるとそれほど緊急ではなかったということが分かりました。
自分で緊急だと思い込んでいただけだったのです。
勤めに出ているわけではないので、仕事をする時間は自分でどうにでもコントロールできる訳ですから。
また、将来どうありたいかを真剣に考えると、やはりプロトレーダーとして生きていきたいという結論に至ります。
いまやっているトレードの訓練はまさに"緊急ではないが重要"な項目です。
検証作業が滞っているということはその流れに乗っていないということです。
自分でも毎日検証しないことが気にはなっていましたが、これをきっかけに変えていく決心をしました。
トレードの検証は翌日のマーケットオープンまでに終わらせる
これを自分との約束とします。
彼はプロになるためのトレーディング日誌を書かれている。
多くの人は学生時代と違って、社会人になると、知識やスキルを身につけるという訓練はやらなくなってしまう。
そのため、訓練の方法がわからなかったり、継続した訓練方法が身につかずに、挫折してしまう人が多くなるわけだ。
だが検証をやったからといって、必ずコンスタントに成績に反映されるというわけではない。
F1のレースだと、フェラーリやレッドブルの車に乗らないと、トップでフィニッシュする可能性は非常に低くなるわけだ。
だがフェラーリやレッドブルの車に乗っているからといって、絶対に勝てるわけではないのと同じ事。
自分のトレードを検証するというのは、最低限条件な条件であり、正しいトレードのスタートラインに立ったということなのだ。
こちらのページに検証されている方のリンクを貼ってあるが、更新をしなくなった下のセクションの何と多いことだろう。
成績が伸びないとすぐに諦めてしまう人は、トレーダーには向かないことがよくわかるだろう。
成績が伸びないからこそ、検証を継続し、原因を見つけなければならないのだ。
だが、本末転倒の考え方で検証をやめてしまう人は、言ってみればトレンド方向と逆方向へエントリーしているようなもの。
と書いても、検証をやらない人はやらないのが現実。
ご愁傷様です。(笑)
私自身、7つの習慣を読んで実践したこともありますが、これほど内容の濃い、奥の深い内容は衝撃的でした。素晴らしい本ですよね!