決めたことは守る

コメント(0)

トレーニングで何かを身につける場合、決められたルールを守ることが大事です。

成績が今ひとつというケースでは、必ずルールを破っています。

大事なことは、それが何かを見つけ、対策を考え、それを実行する。

では実例を挙げておきます。

プロになるためのトレーディング日誌 を書かれているトレーダーのケースです。

問題は検証をやったりやらなかったり。

これを書いている時点では、4月9日の検証が最新です。

10日から3日間は更新がありません。

   

多くのトレーダーは、毎日検証するということがまずできないで、脱落してゆくのです。

検証が途絶え始めたら、それは注意信号です。

検証をしないトレーダーは、ここにあるように、いずれ更新が途絶え、脱落してしまうのです。

   

誰でも成績がよければ掲載するけれど、悪いと掲載したくない、という気分になります。

ですが、では何のために書いているのでしょうか?

プロを目指すなら、悪いときほど何故悪かったのかをきちんと検証し、原因を突き止めることです。

  

0411exelist.gif

これは4月11日のトレードです。

0411BBBY01.gif

まず最初のトレードですが、エントリー直後に下落。

陰線が確定したら、次のアタマで手仕舞いのはずです。

同時にエントリーした3銘柄のうちADBEプラス、SNDKはDOJIで残るわけです。

  

ですから、この銘柄は最もロス幅が大きいため、真っ先にカットロスすべき銘柄のはずです。

チェックシートではそうなっているはずです。

ですが43分までホールドしてロスを大きくしてしまっています。

  

ルール違反。

  

負けたら、その後にチャンスがあることが多いのです。

下のようにショートエントリーすれば+320ドル。

0411BBBY02.gif

正しい位置で手仕舞いすればロスは100ドル以下なので、トータルでは+220ドル。

  

次に大きなロスは7トレード目の ONXX。

 0411ONXX.gif

赤い位置でショートされています。

この位置ではレンジアベレージがサポートになっていますから、ガットボトムでのショートはできない位置です。

ショートしても跳ね返されるわけで、このチャートでも跳ね返されて、上昇しています。

ですからここでのショートはありえないのですが・・

結局マイナス115ドルでカットロス。

 

 

ルール違反。

  

その後にチャンスが来ています。

(緑のプロフィット)は360ドル。

ロスとトータルすると+240ドル。

 

ルールを守り、チャンスを狙って再エントリーすればトータルで220ドルほどのプラスで終えることができたはずです。

原因は全てルール違反。

この2トレード以外のトレードのロスは非常に少ない、レベルの高いトレードです。

  

ですが他の細かいロスのトレードもきちんと検証して、何が原因だったのかをしっかり把握しておくことが大事です。

これをやらないと、自分のトレードに対する信頼性が、どんどん低下し、それが自信を失うことへと繋がってゆくのです。

 

毎日の検証をしっかりやる。

負けたトレードであろうと、検証をすることで、自分トレードの記録は、成功への扉を開くためのキーとなるのです。

 

検証をすると決めたら必ず守る。

自分との約束を守れないトレーダーは、必ずマーケットから退場しなければならなくなります。

ご注意あれ。

コメントする

2013年4月

« 前月 翌月 »
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

2013年4月

月別アーカイブ