トレーニングで何かを身につける場合、決められたルールを守ることが大事です。
成績が今ひとつというケースでは、必ずルールを破っています。
大事なことは、それが何かを見つけ、対策を考え、それを実行する。
では実例を挙げておきます。
プロになるためのトレーディング日誌 を書かれているトレーダーのケースです。
問題は検証をやったりやらなかったり。
これを書いている時点では、4月9日の検証が最新です。
10日から3日間は更新がありません。
多くのトレーダーは、毎日検証するということがまずできないで、脱落してゆくのです。
検証が途絶え始めたら、それは注意信号です。
検証をしないトレーダーは、ここにあるように、いずれ更新が途絶え、脱落してしまうのです。
誰でも成績がよければ掲載するけれど、悪いと掲載したくない、という気分になります。
ですが、では何のために書いているのでしょうか?
プロを目指すなら、悪いときほど何故悪かったのかをきちんと検証し、原因を突き止めることです。
これは4月11日のトレードです。
まず最初のトレードですが、エントリー直後に下落。
陰線が確定したら、次のアタマで手仕舞いのはずです。
同時にエントリーした3銘柄のうちADBEプラス、SNDKはDOJIで残るわけです。
ですから、この銘柄は最もロス幅が大きいため、真っ先にカットロスすべき銘柄のはずです。
チェックシートではそうなっているはずです。
ですが43分までホールドしてロスを大きくしてしまっています。
ルール違反。
負けたら、その後にチャンスがあることが多いのです。
下のようにショートエントリーすれば+320ドル。
正しい位置で手仕舞いすればロスは100ドル以下なので、トータルでは+220ドル。
次に大きなロスは7トレード目の ONXX。
赤い位置でショートされています。
この位置ではレンジアベレージがサポートになっていますから、ガットボトムでのショートはできない位置です。
ショートしても跳ね返されるわけで、このチャートでも跳ね返されて、上昇しています。
ですからここでのショートはありえないのですが・・
結局マイナス115ドルでカットロス。
ルール違反。
その後にチャンスが来ています。
(緑のプロフィット)は360ドル。
ロスとトータルすると+240ドル。
ルールを守り、チャンスを狙って再エントリーすればトータルで220ドルほどのプラスで終えることができたはずです。
原因は全てルール違反。
この2トレード以外のトレードのロスは非常に少ない、レベルの高いトレードです。
ですが他の細かいロスのトレードもきちんと検証して、何が原因だったのかをしっかり把握しておくことが大事です。
これをやらないと、自分のトレードに対する信頼性が、どんどん低下し、それが自信を失うことへと繋がってゆくのです。
毎日の検証をしっかりやる。
負けたトレードであろうと、検証をすることで、自分トレードの記録は、成功への扉を開くためのキーとなるのです。
検証をすると決めたら必ず守る。
自分との約束を守れないトレーダーは、必ずマーケットから退場しなければならなくなります。
ご注意あれ。
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