タイアを装着してから200キロ以上は確実に走ったので、タイアは少し馴染んできたはず。
なので、空気圧をチェックしてみた。
すると何と、280kPa もの空気圧。
最近のクルマは、燃費向上のため、タイヤの空気をパンパンに入れることを前提とした足の設定に、なっていることが多い。
MOTOR JOURNAL で、確かモリケータさんが書かれていましたが、プレス試乗会で乗った280kPa仕様のワゴンRは、トッテントッテンだったらしいですからね。(笑)
たとえば最近の軽のスズキの軽自動車のスペーシアの場合、280kPaも空気が入ったタイヤとの組み合わせで、バネ系全体としてのハーモニーが上手くとれるように設定してあるわけです。
ということは当然ダンパーのレートも上げてあるのです。
たとえばワゴンRなどは、280kPaが指定というか推奨されてる空気圧を、240kPaとかにしたら、乗った感じが「とてもよくなる」とメーカーの開発の方も認めているわけです。
つまり乗り心地やクルマの動きが、しっとりと落ち着いた感じになるわけです。
このように、空気圧の設定をイジるだけで、乗り味はかなり変わるのです。
空気圧をパンと張ったタイプがアジャストするようなクルマと、そうでないクルマとでは、同じタイアを履いていても、キャラは別モノになるのは当然のこと。
C6の場合は、運転席側のドアの所に、上の写真のようなシールが貼ってあるのですが、1名とか2名乗車の場合は240kPaくらいを前提とした設定になっています。
推薦はミシュランの PRIMACY。
私が買ったときは、前の持ち主が、すでにYOKOHAMAのタイアに変えていたのです。
どちらにしても280は空気圧が高すぎるので、すこし空気を抜いて 240kPa ちょいプラくらいに設定。
さてどうなったか?
時速20キロ台であたりの乗り心地が、もの凄くマイルドになりました。
10kPa単位でもハッキリ変わるわけですから、40kPa も下げたら、そりゃあ変わります。
新品のタイヤというのは柔らかいわけですが、100キロ程度走行する間にも、タイヤというのは発熱し、再加硫といって再び焼かれることになります。
これによって骨組みが固まると同時に、タイヤのゴムが伸びるようになるため、タイアの専門店では、空気圧低下防止のため、最初は空気圧を多少高めに設定する傾向にあるわけです。
そのため100キロほど走ったら、適正な空気圧に設定し直すと、タイヤの骨格が適正化し、タイア寿命も長持ちするはず。
というわけで、、今後10.kPa単位で、空気圧を上げながら、乗り心地の変化を試してみようと、考えています。