同じ銘柄でも日によって、キレイなフォーメーションになるときと、そうでないときがある。
特に日本株では、出来高が少ない場合、チャートの動きがヨロシクないことが多いのだ。
3月26日(火)の東京マーケットのサンプルで説明してみよう。
エグゼキューショナーのN氏は、エントリーと脱出がかなり高いレベルで実行できるようになってきている。
約2カ月の経験でここまでできるのは、米国マーケットでの訓練の賜だろう。
下記が今日のトレード記録だ。
これを見て何か気がつかれただろうか?
ニコン(7731)には3度エントリーして、マイナス2千円・マイナス3千円・マイナス千円と合計6千円のロスとなっている。
下記がニコン(7731)の3分チャートの1時間の動きだ。
最初の長い陰線の先端が株価をサポートしているため、ショートエントリーではここがレジスタンス・抵抗線となるわけだ。
こういうパターンでは、一度大きく「しゃがむ」動きがほしいところだ。
つまり陽線がある程度続き、アップトレンドが崩壊するところが、ショートのポイントとなるわけだ。
だがこのチャートでの株価は、サポート(レジスタンス・抵抗線)付近でウロウロしている。
いわゆる「しゃがむ」動きがないため、ブレイクするパワーが生まれないのだ。
下は1分足チャート。
2250円のサポート(レジスタンス・抵抗線)を切らなければ下がらないことがわかるだろう。
下は1分足で見た、エントリーポイント。
赤いマークが3回のエントリー位置。
3回のエントリーポイントは、2254円・1152円・2252円。
また、富士重工業(7270)にも彼は2度エントリーして、マイナス2千円とマイナス5千円を失っている。
赤いマークが2回のエントリー位置。
サポート(レジスタンス・抵抗線)の手前でエントリーしているため、株価はレジスタンスで跳ね返されている。
エントリーはサポート(レジスタンス・抵抗線)付近はできるだけ避けることだ。
抵抗線を完全にブレイクダウンした位置か、あるいはうんと離れた位置でエントリーすれば、こうしたリスクを避けることができるはずだ。
彼が行った他のトレーディングでのエントリーポイントは、チャートで追えばわかるが、非常に高いレベルに達している。
これだけの判定と執行ができるトレーダーは、なかなかいないはずだ。
落ち着いて抵抗線の位置を確認することを心がけるだけで、彼のパフォーマンスはかなり向上するはず。
大いに期待が持てるトレーダーだ。
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