トレードでの銘柄探しの重要性は、手仕舞い位置と甲乙つけがたいといっていいだろう。
複数銘柄にエントリーすれば、3つのうちの一つは必ず入れ替えることになりがちだ。
その際には、必ず入れ替える銘柄を探しておかなければならないのだ。
では入れ替える銘柄は何を基準に探せばいいのだろうか?
陽線が一本形成された銘柄になるわけだが、だが条件はそれだけでいいのだろうか?
こちらには、今日の東京マーケットでの、めぼしい銘柄が並んでいる。
緑のゾーンが表示されているので、どこがエントリーポイントかは一目瞭然だ。
ではこの中で、リスクとストレスの少ない銘柄がどれかおわかりになるだろうか?
あなたはすぐに、よいもの順に並べることができるだろうか?
プロのトレーダーとして頭に入れて置かなければならない最も重要なことは何だろう?
それは常にカットロスを想定しているかどうかだ。
最初のエントリーの呑み込みは、非常にわかりやすいパターンだ。
こんなに素晴らしいパターンを決して見逃してはならない。
なぜなら、次のエントリーポイントの位置と +236のガイドラインとの距離が絶妙だからだ。
2番目のエントリーもそうだ。
メジャーサポートとの距離がわかりやすく短いため、カットロスを躊躇なく実行できる位置だ。
そしてカットロスになった際に、ロスの幅が少ない点も見逃してはならない大事な点なのだ。
この距離が長いと、カットロスのダメージが大きくなってしまう。
アマチュアトレーダーのアタマの中は、勝ったときの事で一杯のため、肝心の負けたときのことは想定外となっているのだ。
だがプロは、常に負けたときのリスクを常に考えているものなのだ。
最後に笑うのは、ロス幅の少ないトレーダーと相場は決まっているのだ。
トータルで安定した成績を出せるのは、負けが少ないからだ。
大きく勝つときというのは、銘柄が動くからで、あなたの腕ではなく、マーケットメーカーのチカラによるモノなのだ。
だが小な負けでやり過ごすことができるのは、トレーダーの腕がいいからだ。
トレードフロアでは常に「サポートを意識することが大事だ」ということを繰り返しアドバイスしている。
サポートまでの距離が適切なら、多少のプルバックは我慢できるのだ。
突然の予期せぬカットロス幅との遭遇で、慌ててカットロスをする羽目に陥る。
注意が足りないために、避けることができる事態を招き入れるのは、大事な点を見逃しているからではないだろうか。