実は今週のアタマから、トレードフロアのトレーダー有志による、日本株のトレーディングシミュレーションを始めた。
このトレードフロアでは、私の会社の資金を運用するトレーディングのチームを養成するため、有志のトレーダーが毎晩ナスダックマーケットでトレーディンや、シミュレーショントレードを3年に渡って続けている。
一口の資金は5万ドル。
この資金を運用するため、エグゼキューショナーという執行役を養成するプロジェクトだ。
銘柄は私が指示し、エグゼキューショナーはその銘柄の良い位置でエントリーし、手仕舞いはエグゼキューショナー自身が判断するわけだ。
利益は折半。
この資金運用に関わるエグゼキューショナーとして採用されるためには、ある条件がある。
シミュレーショントレードで、ナスダック米国株での1時間トレードで、月間平均利益がプラス5000ドル以上。
このレベルの利益を3ヶ月関連続して達成できなければならない。
では何故日本株トレードを始めたのか?
それはトレーニングへ参加されているトレーダーの、プロになるためのハードルを下げるため。
米国株の月間平均利益5000ドルを3ヶ月という条件達成のため、日本株トレードも併用することにしたからだ。
たとえば、米国株で3千ドル、日本株で2千ドル分というように利益を出すことができれば、プロへの敷居がかなり低くなるわけだ。
夜のナスダック米国株マーケットで行っているトレードでは、チャット形式のガイドとしてネットエイドを開催しているが、
常連の方の中には、5千ドルには届かないが、2千500ドルや3千ドルなら・・というレーダーがかなり増えてきている。
そういうポテンシャルをお持ちの方への、モチベーションアップにも繋がるはず。
というわけで、1月4日から約1ヶ月間東京マーケットをチェックし、コレならイケルだろうということで踏み切ったわけだが・・
何よりも日本株のトレーディングで最も大きな購買力の問題が解決されたというのが、最も大きな要因だといっていいだろう。
そうなると問題は、もう一つの大きな壁をどうするか?だ。
日本株トレードの場合、米国株のようにシミュレーショントレードのできるツールを提供している証券会社は皆無。
では、トレーニングのせずに、トレードを始めると、どうなるのか?
実トレードという大きなプレッシャーのもとでトレードを始めると、自分で勝てる範囲での方法論で固まってしまいがちだ。
それが習慣となり、自らの枠を「勝てたときの範囲」で囲ってしまうことになる。
だがシミュレーショントレードなら、様々な方法論でのアプローチが可能になるわけだ。
大事なことは、少ないストレスでコンスタントに利益を出すことなのだから。
自分に合ったやりやすい方法を見つけるには、自由自在に様々な方法でアプローチすることだ。
そして、その結果を数字で確認することで、正しい方向を見つけるわけだ。
そのため、デモトレーダーという自前の疑似執行システムを開発、現在それを使いトレーニングをしている。
米国株でのトレーニングの効果は絶大で、現在参加している2人は今のところ一日単位で、負けなしという状態。
日本株は全く始めてだが、イントラデイのトレード技術に関しては米国株と共通点が多いからだろう。
もちろん、いくつか問題はある。
来高が少ないので、銘柄特有の癖がかなりあるわけだが、これは一ヶ月もトレーニングを続ければ慣れるはず。
もちろん実際のトレードでの執行とは違うわけだが、その前のアプローチで大きな方向性を固めるというのは、大事な点だからね。
ポイントは236を抜けたアタリで、思いきってエイヤッとエントリーできるかどうかだ。
証券会社によっては、30秒近くも約定が帰ってこないこともあるようだからね。(笑)
最初の3分足が長いとその後潜ってしまうことが多いので、その後の236ガイドラインでの反転ブレイクを掴めるかどうか。
日本株ネットエイドの様子や、トレーダーのシミュレーショントレードの結果は全て公開している。
興味のある方や、詳細をご覧になりたい方は、下記からどうぞ。
コメントする