海外では新型ゴルフの試乗記がチラホラと掲載されているが、最新の AUTO CAR 日本語版でも FIRST DRIVE として特集が組まれている。
新型ゴルフは、現行ゴルフのクラス感・落ち着いたフィール・ダイナミズムの全てをより高め、切れ味を研ぎ澄ました仕上がりになっているようだ。
ヨーロッパでは、すでにミドル級セグメントはCセグメントのゴルフによって浸食され、縮小されつつあるのが現状だ。
プジョー508やシトロエンC5、ルノーラグナなどは苦戦を強いられているわけだ。
3シリーズやCクラス、A6というブランドも、ゴルフの出来のよさでジリジリと追い上げられている。
それどころか、アウディーA8というプレミアムカーから新型ゴルフへのダウンサイジングを考えるユーザーがいてもおかしくない出来ばえなのだ。
安全性やマルチメディア環境も、プレミアムカーとほとんど遜色のないレベルに仕上げられている。
マルチ衝突防止システムは標準装備。
オプションの8インチディスプレイへは、手を近づけるだけで、自動的にメニューが立ち上がるのだ。
スマートフォンと接続できる Wi-Fi 機能やボイスコマンドへの対応も万全。
というように、部分的には上回る充実ぶり。
新型ゴルフ(EU仕様値) 4255×1799×1452mm 2637mm
アルファロメオの新型ジュリエッタやトヨタ・オーリスもCセグメントだが、ゴルフには全く歯が立たず。
前の世代でフォーカスにセグメント王座を奪われたゴルフは、現行世代でエンジニアリングを一新。
完成度の高さでCセグメントの王座を奪い返しているのだ。
モータージャーナルのメルマガを読むと、高いEクラスや5シリーズを買うのがばからしくなる。
現在日本導入が最も待ち遠しい車ではないだろうか?
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