人工甘味料

コメント(0)

日本で売っているコカコーラは危険や、アスパルテームは何故認可されたのか?で書いたが、コンビニなどで販売されているミント、ガム、清涼飲料水など、ほとんどすべての製品にアスパルテームかスクラロースが入っている。

いわゆる人工甘味料はコストが安く、砂糖の200倍から600倍の甘さがあるためで、メーカーにとっては、非常に都合がよいわけだ。

だが、そうしたものを毎日口に入れるのは、果たしてどうなのだろうか?

清涼飲料水に属する製品に多く使われているのが下記の人工甘味料。

 

アセスルファムK (アセスルファム カリウム)

1967年ドイツ人科学者カール・クラウスが偶然発見。

アセスルファムKは砂糖の約200倍の甘さがあり、すっきりとキレのある甘みが特徴で、熱や酸に対する安定性も高いといわれている。

自然界にない化学的な合成物で、厚生労働省は一日摂取許容量を1キロあたり15ミリグラムまでと定めている。

2000年4月、食品添加物に指定。

世界100カ国以上で許可使用されており、飲料の他、チューイングガム、キャンデー、ジャムなど、様々な食品に広く使用されている。

ノンカロリー・コーラの類がここ数年急激に美味しくなっているのはアスセルファムKによるもので、人工甘味料でありながら、非常に爽やかであり、変な甘みがない優れた甘味料。

砂糖の180から200倍の甘さで味は砂糖に近く、高濃度の溶液でもメタリックな風味が少なく、その他の人工甘味料のアステルパームやエリスリトールと組み合わせると、苦味がマスキングされ、自然な味に近づくという。

アイスクリームには「コーン」と呼ばれる、円すいや円すい台の、モナカのような柔らかい包みにアイスが乗っているソフトクリーム状のアイスがあるが、そのコーンに、ほんのりとした甘さを加えるために使われることが多い。

またオハヨー乳業の「ジャージー牛乳ソフト」にはアセスルファムカリウムが1本あたり 約3.2ミリグラム使われている。

 

allCharge04.jpg

 

様々な人工甘味料の中で最も新しいのがスクラロース

1976年、イギリスのテイトアンドライル社が砂糖をもとに開発s。

砂糖の600倍の甘さがある。

600倍の甘さということは、従来の甘味料よりさらに使用量を抑えることができるというわけだ。

甘味は砂糖に近く、人工甘味料らしくない味を持っているため、現時点では最強の甘味料と言っていいだろう。

そのため、コンビニなどで販売されているミント、ガムのほとんどすべての製品にアスパルテームかスクラロースが入っている。

この分子100g中に塩素が26.7gも含まれ、加熱して138度になると、塩素系ガスを発生する。

日本では1999年に食品添加物として認可、現在世界80カ国以上が使用している。

ただ、この物質は「有機塩素化合物」。

 

   

自然界に炭素原子(C)と塩素原子(Cl)が直接結合した化合物はほとんど存在しない。

それが有機塩素化合物。

ダイオキシン、トリハロメタン、DDT、PCB などの化合物、つまり毒が強く多くの国で使用を禁止されている農薬の仲間ということだ。

スクラロースは新しい農薬の研究中にちょっとしたハプニングで発見された甘味料。

人間が摂取しても安全だというデータが非常に少なく、妊娠中、お年寄り、子供が摂取して安全だというデータもないようだ。

健康な人が摂取しつづけた研究結果も例は少なく、ほとんどはラットを使った動物実験。

52週から104週、摂取をさせ続けた結果は、以下のようなものだったという。

・成長の遅れ
・赤血球の減少
・甲状腺の働きの衰え
・マグネシウムとリンの欠乏
・肝臓、脳 肥大
・肝臓細胞異常
・卵巣収縮
・白内障の可能性が高まる

スクラロースを摂取すると、体の中でいくつかの違う成分に分かれる。

その中の、1.6-DCFと4-CGはは、肝臓にダメージを与えることで知られている。

使用基準は、清涼飲用水での飲用は、1キロにつき0.4グラム以下だ。

厚生労働省行政情報

  

というわけで、どうしても甘い味のする飲み物をコンビニで買いたい場合は、必ずラベルを見ることにしている。

砂糖・ブドウ糖・ショ糖などの天然甘味料だけを使った製品も、数は少ないけれど、まだ絶滅したわけじゃないからね。(笑)

 

 

 

コメントする

2012年11月

« 前月 翌月 »
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

2012年11月

月別アーカイブ