10月も15日の半ばを過ぎた。
トレードフロアの訓練では、資金運用チームに参加できるかどうかの目安は一日250ドル。
つまり1ヶ月5千ドル。これを3か月連続で達成することができるかどうかだ。
ということは15日までに2千500ドルを達成できているかどうか、ということになる。
トレードをされたことがない方は、たかが一日(1時間)250ドルと思われるかも知れないが、されど250ドル。
実際にトレーニングをやってみれば、自宅からネットエイドを利用したとしても、この数字を達成するのは、そうたやすくはないことがおわかりになるはず。
なぜなら、基本ができていないと、達成できない数字だからだ。
さらにルールの勘違いも少なくないわけで、そうなるとさらにハードルは高くなる。
たとえば、下記はあるトレーダーの自己分析だ。
今回はたまたま、サンプルとしてこの方の検証を引用させていただくが、他意はないのでご容赦いただきたい。
ただこの方は、チャートとチェックシートの照合での検証が一切なく、文字だけでの自己判定で終わっている。
せっかくの努力が、これでは勿体ないと思うのだが・・
気付いた点
オープニング、上下に振れる展開に、どんなによい形の銘柄にエントリーしても、即戻し、マイナスとなり脱出を余儀なくされた。
現在、オープニングは、マイナスになったら脱出としているので、問題はない。
しかし、マイナスエリアでの判定△で、エントリー方向にギャップが出た場合は、ホールドという考え方を採用していたら、プラス200強で乗り切れていた。
忙しいオープニングで、寄付きまで判断要素に加えるのは、現在の能力では?がつくし、脱出ルールを緩めるとそれだけ負けた場合のマイナスも大きくなるが、今後、要検討・検証事項としたい。
ルール上、脱出ポイントでないとこで、脱出してしまった。。
チェックシートを使った保有銘柄管理がルールではあるが、伸びているうちに賢く刈りとりたいという思いもあり、なかなかうまくいかない。
やはり、ルールに自信をもち、かつ、ルールを守った結果起きる事は全て諦めるのが、トレードに臨む心構えだと思う。
実際、ネットエイド通りに、ルールを守ってトレードすれば、毎日1000ドル越えするのは実証されている。
最後に、突発的判断で、1分足で、VRTXにエントリーし、カットロス拒絶症を発症してしまったことを、反省します。
言い訳ですが、マーケットが非常に強かったので、最小限のロスまで粘ろうというよみもありましたが。。
>しかし、マイナスエリアでの判定△で、エントリー方向にギャップが出た場合は、ホールドという考え方を採用していたら、プラス200強で乗り切れていた。
これは結果から逆算して創り出したルール。
この日はたまたまそうなっただけ。
よく陥るワナだと言っていいだろう。
マイナスエリアでの判定△で、エントリー方向にギャップが出た場合に・・というルールにすると、脱出は一本遅くなってしまう。
利益が出ているのなら △△の後で出てもいい。
だが損益がマイナスになっていたら、次のアタマで出なければならない。
なぜなら、ロスを最小限にするためのルールだからだ。
>マーケットが非常に強かったので、最小限のロスまで粘ろうというよみもありましたが。。
個別銘柄は先物や総合指数の動きと同じであったり、全く影響を受けなかったりするもの。
だからあくまでも自分がエントリーした銘柄のチャートに従うのが鉄則なのだ。
マーケットが強いから、最小限のロスまで粘る。
などという具体性のないルールは意味のないルールだ。
こういうバイアスを掛けると、トレードのルールを引っ張ることに繋がってしまう。
ルールは何のためにあるのかをよく理解することが大事。
そうすれば、知らず知らずのうちにルールを変えてしまう、ということはなくなるはず。
一日250ドルを取れない場合、大なり小なり、こういうたぐいの「ルール改竄」を無意識に行っていることが多いのだ。
方向が正しければ、一ヶ月の数字が教えてくれるはず。
これこそがトレードの醍醐味なのだから。
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