ヘルシーで激うま、という相反する要素を満たした食べ物というのは、意外に選択肢がないものだ。
皆さんはすぐにいくつか挙げることができるだろうか?
油・肉・脂肪などを含まず、余計な添加物や調味料を含まない食べ物という条件だ。
乳酸菌豆乳ヨーグルトはヘルシーさはダントツなのだが、味はと言うと、手放しで絶賛できないわけだ。
そこで手打ち蕎麦。
蕎麦(そば)には、ルチンやコリンが含まれている。
ルチンは血液をきれいにして、血圧を下げ、糖尿病になりにくく、臓病の予防やボケを防ぐ効果があるのだ。
コリンには、肝硬変や動脈硬化を防ぎ、自律神経失調症に効く働きを持っている。
疲労回復に効果のあるパントテン酸、肌によくシミ、ソバカスを防ぐシスウンベル酸、大腸ガンや便秘になりにくくする食物繊維も含まれているのだ。
タンパク質も十分で、栄養価を表すアミノ酸値は90。
米の76や麦の47より優れ、基準値の乳(100)に迫る値を持っているのだ。
「かぶらや」の出汁は秀逸。関東風の辛口で、10割蕎麦の味をキリリと引き締めてくれる。
そして忘れてはならないのは、本わさび。
ワサビの主な成分はカルシウム、ビタミンB6、食物繊維、イソチオシアネート。
これらの成分により、解毒作用・血液サラサラ作用・食欲増進・抗菌力・消臭力・防カビ力・鮮度保持力を持っている。
チューブタイプの「本わさび」は、ワサビとはまったく異なる野菜を原料として緑色に着色したものなので、効果なし。
本ワサビの入った商品もあるが、地下茎以外の部分が使用されているためこうした効果は期待できないのだ。
ルチンはフラボノイドの一種でビタミンPとも呼ばれている抗酸化栄養素でもあるわけだ。
さらに毛細血管を強化し、血圧降下作用を持っている。
そのため蕎麦を一日一枚食べれば、脳溢血が防げると言われているのだ。
最後に出てくるそば湯には、ビタミンB1やルチンを含め、蕎麦に含まれている栄養素が凝縮されている。
デザートはわらび餅。250円なり。
お茶は、そば茶。
そば茶を飲むことで、高血圧の予防・改善し毛細血管を強化して動脈硬化を予防・膵臓機能の活性化させ糖尿病の予防にもなるというわけだ。
こうして能書きを読んでいるだけでも、健康になった気がする。(笑)
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