日本でもようやく環境や健康に影響を与える化学物質の監視体制を強化しはじめたばかりだった。
現在の化審法の監視対象は、法制定された1973年以降に作られた化学物質中、有害性が判明した約1100種に限られていたが、今後監視対象は約2万種あるすべての化学物質になるという。
報告が義務づけられる企業は、化学メーカーや商社、自動車、電機など大幅に増える見込みだが、優先的に安全性を評価する物質を約1000種に絞った場合でも、企業が負担する検査費用は約40億円にもなるという。
メーカーはこのコストをどう考え、どこまでやるだろうか?
ちなみに欧州連合(EU)では2006年からすべての化学物質を対象に、安全性評価を義務づける新たな規制を導入している。
日本では2009年5月から 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部が改正されている。
こうした規制が強化されるということは、言い換えれば、化学物質というのは身の回りの至る所に存在し、政府レベルで変えざるを得ない状況にあるということだ。
もちろん毎日口にする食品にも、多くのものが含まれているのが現実だ。
私はコンビニやスーパーで、口にするであろうものは、必ず含まれている成分を見るようにしているが、口から体内へ継続して入れるには躊躇するものの何と多いことだろう。
こうしたものを入れる理由は、見た目、歯ごたえ、口あたり、保存性を向上させるなどの、言い換えれば「提供する側の金儲け」のためであって、我々の健康にとってプラスになるからではない。
経済面からのメリットの代わりに、ある部分は目こぼしをするという、バランスをどこにするかの線引きは、「金儲けをする側」にあるのだということを忘れてはならない。
というわけで、残念ながら我々は普通に食事をしていても、そうした有害な金属などの化学物質を、一切口に入れずに過ごすことは不可能な時代に生きている。
さらに311で発生した前例のない広範囲な放射能汚染は、いまだにとどまることなく、1年半以上続いている。
今後何十年と放出され続けるであろう放射能は、目に見えないがため、大半の人が自覚をしないまま、その影響を受け続けることになるのだ。
だが捨てる神あれば、拾う神あり。
偶然に出会った乳酸菌ヨーグルトは、免疫力を向上させ、さらには乳酸菌と入浴を組み合わせることで、放射能を浄化することさえできるという優れもの。
以前デトックスという、有害な金属などの化学物質を体外に排出するサプリメントを半年ほど飲み続けたことがあるが、問題は高いコストだった。
だが乳酸菌は、驚くべきリーズナブルなコストで、その効果を享受することができるのだ。
おまけに美味しさが継続を促すことに繋がるため、思考や精神的な部分への安堵感が、大きなメリットとなることは、全く予想外だった。
安心という、当たり前だった日常生活が脅かされるようになって始めてわかることが、それが「当たり前」なときには気がつかないということを、身をもって知ることになろうとは、誰が想像できただろうか。
こうした点に、気づかず過ごせてきた、平和と幸せにどっぷりだった日本人。
果たしてどれくらいの割合の人が、今後長期間にわたり、必要な危機感を持ち続けることができるのだろうか。
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