Euge Groove

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心の中へ、涼しい風を送り込んでくれる。

そういうアルバムをご紹介。

Euge Groove (ユージ・グルーヴ)は、元タワーオブパワーのサックス奏者という方が手っ取り早いかも知れない。

 

このアルバムは、試聴せずに買うというような、ギャンブルではなく「まっとう」に試聴をして購入したわけだが、ラッキーなことに、何枚かの気に入ったアルバムに出会えた。

その中でも、これは一曲目のイントロからハートを鷲掴みにしてくれた born 2 groove というアルバム。

こちらで、試聴可。

 

EugeGroove00B.jpg


 

1曲目はイントロのシンセベースが少しファンキーなサウンドが始まり、10秒も経たないうちに購入サイドへ大きく傾いた、この日の試聴で最も嵌ったアルバムだ。

低いゾーンでのセクシーなシンセベースにカブるのが、左右へコーラスでパンしたエレピのサウンド。

一瞬、目眩いのような効果に「たじろぐ」と、甘美なストリングスが流れ、まさに準備万端。

そこへユージンのソプラノサックスが少し「ためらいながら」切り込むのだが、ケニー・Gになることなく、美しいメロディーラインを縫う A Summer Nights Dream だけでも、迷わず買いたくなるはず。

これで売れなきゃ「どうするの?」という、この手の音楽が好きな方にの琴線を「くすぐる」作りは、途中のブリッジのリズムや、ちょっとバリーホワイトの入ったストリングスのアレンジによるものか?

ジャケットの Produder のクレジットを見ると Euge Groove と Paul Brown。  

 

EugeGroove01B.jpg

 

4曲目の Slow Jam ではテナーを吹いているが、美しくリリカルなプレイだ。

女性リスナーはイチコロか。(笑)

8曲目はこの手のインストものには定番の歌モノI Love You More Than You'll Ever Know が収録されている。

ソウルフルで本格的な佳曲だが、この曲まで試聴された方は、このアルバムを買おうという気にさせてくれるはず。

 

Euge Born は、1962年11月生まれの50才。

1984年に University of Miami School of Music を卒業。

後に、Joe Cocker ・Tina Turner・Huey Lewis and the News、そしてタワーオブパワーのメンバーという経歴だ。

 

エッジの効いた、ハスキーでメタリックなサウンドは、ケニー・Gのように甘くなりすぎないサウンドだ。

美しいメロディーに少しファンキーなスパイスを振りかけた、彼のサウンドが好きな方には、他のアルバムもどうぞ。

 

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