2012年08月13日 のCoolに過ごそう
土曜日のランチは、カミサンとベトナムヌードル。
ベトナムヌードル(フォー)は好き嫌いがハッキリする食べ物だ。
その理由は「香菜」
この味がダメな人は受け付けないはず。
私はアメリカに住んでいる間に病みつきになったが、日本では美味しい店は意外に少ない。
神戸では灘にあるここが近いうえに美味しいので、常連となっている。
ご夫婦二人で切り盛りされている店だ。
店内にはこうした絵も飾られている。
オーダーはワンパターン(笑)
肉を省いた生春巻き。
あまり身体に良くないモノとわかっていても、食べたくなる味がある。
なので量は、指と同じくらいのサイズのを2ピースだけ。
味を堪能できればいいので、量はこれで十分。
時々は、こうして、食べたい欲求のいわゆる「ガス抜き」をするわけだ。(笑)
肉類を抜いたフォーだけをオーダー。
KISS X4 は、ISOを最大の6400に設定できるので、こうした暗い店内では便利だ。
これだけ暗くても、シャッター速度が稼げるのでブレずに撮れるからね。
もやしをトッピング
ISO6400だとノイズが出るが、いわゆる「粒状感」のある仕上がりともいえるわけで、ドンマイドンマイ。(笑)
「香菜」はコリアンダーあるいはパクチーとも呼ばれるが、何といっても、フォーはこれがなくっちゃね。
ISO6400では避けられない暗部のノイズは、「ぼかし」を使うことでごまかすわけだ。(笑)
完成品。
注文時は、店のおカミさんから「いつものでいいですね?」の一言。
で、このセットが自動的に出てくるというわけだ。(笑)
HDRトーンで処理後、 ディティールをマイナス側、つまりぼかし気味にすることで、こういう仕上がりになる。
写真はすべて EOS KISS X4 + TAMRON AF18-270mm F3.5-6.3 Di II VC
最近の脳科学の研究では、「脳機能イメージング」といって、脳のそれぞれの部分がどのような働きをしているかを研究する分野があり、計算や音読がボケの予防や、痴呆症の改善に大きな効果があることがわかってき ている。
今まで、脳は一度老化すれば元には戻らないと思われていた。
研究では、脳の血流は単純計算をしている時に、とても良くなることが偶然に発見されたのだという。
計算によって、特に活発に動くのは前頭前野と呼ばれる部分で、地球上の生物の中では、人間だけがこの前頭前野が異常といっていいほど発達している。
この部分は脳というネットワークをつかさどっている最も重要な部分 だが、そういえばジャックニコルソンの出世作「カッコーの巣の上で」でも、最後はここを切り取られるというオチがあった。
このように大事な前頭葉なのだが、問題は年をとるにつれ、まず最初に縮んでくる部分がこの前頭葉なのだという。
頭の痛い問題だ。(笑)
前頭前野は脳全体のコントロールセンターとしての役割を果たしているから逆に言えば、そこを刺激すれば、脳を鍛えることができるというわけだ。
実験によると「読み・書き・計算」の繰り返しが、もっとも効果的なのだという。
現時点ではまだ詳しいメカニズムはわかっていないらしいが、遺伝子の中には、脳を発達させるプログラムが組み込まれており、計算や音読がそのプログラムのスイッチを押すのではないかと推測されている。
専門的にいうと、ファンクショナルMRI(機能的磁気共鳴断層撮影)という装置で脳の断面画像を解析すると、年にかかわらず、計算や音読によって脳が活性化している様子がはっきりと見て取れるという のだ。
たとえばアルツハイマーになると、家族は本人を外出させなくなってしまい、脳に刺激を受ける機会 も失われる、そこでさらに痴呆が進むという悪循環に陥ってしまう。
では、こうした脳を自分で使う方法によって、具体的にはどのぐらい脳を若返らせる効果があるのだろうか?
介護施設の痴呆症高齢者に、必ずできるレベルの音読や計算のドリル教材を毎日やってもらったところ、自分で排尿ができなかった人が一週間で尿意を訴え始め、2,3ヶ月ほど経つとオムツをつけていた人のうちの30%はオムツが はずれるようになったという。
さらに認知能力の向上とともに痴呆症状も改善され、顔つきまでもが劇的に明るくなって、家族が驚愕するほどの結果が見られたという。
もともと脳は健康な人でも、脳神経細胞の一割くらいしか使っていないといわれている。
その一割の脳の神経細胞の数が年と共に減ってゆくと思うと、がっくり来るけれども、そこはうまくしたもので、残った神経細胞の働きをアップさせることで、低下した機能が取り戻 せるのだという。
さすが良くできている。(笑)
つまりは、昔から言われているように、「頭は使わなければダメにな る」ということが、最近になってようやく実験で実証されたというわけだ。
脳で考えた結果はアウトプットする
このように脳の老化予防のためには頭を使うことなのだが、音読・計算の実験でより効果が高かったのは、痴呆症状の出ていない人を対象にしたものだったという。
70歳以上で認知機能が正常な高齢者240人を対象にした実験では、何もしていないグループは緩やかに脳機能が低下したが、音読・計算を行ったグループでは全員にはっきり と脳機能の向上が見られたという。
症状が痴呆に見えるのは、アルツハイマi型や脳血管型といった脳の組織にダメージが加わって起こるものばかりではない。
脳に異常がなくても、長期間寝たきりだと、やはり能の機能は衰えてしまうのだが、外からは痴呆と見分けがつかない症状なのだ。
老化現象の一番怖い点は、使わない機能はすぐに衰えてしまうという点だ。
使わないまま放っておくと、どんどん衰えてしまう。
だが普段の生活をしているだけでは、こうした老化の予防は防ぐことはできない。
意識的にトレーニングをする必要があるのだ。
我々は、何らかの努力をしないと、体も脳も健康は保てないことをまず認め、頭を「どう使うか」を考えることだ。
「頭を使う」というのは「考える」ことだと思われているが、実験によると、内的思考をしている時は、脳はあまり活性化していないという。
人と会話したり、料理などで手指を使って、いわゆる情報をアウトプットしているときほど前頭前野を使っている。
自分の中でくよくよ考えているだけじゃダメで、外に向かってアウトプットしているかどうかが決め手になるのだ。
脳という情報処理器官は、外部から情報を入力し、それを処理して、運動として出力するという作業を繰り返している。
その一連のサイクルの頻度が高まるほど、脳の神経細胞をつなぐ神経線維は太くなり、脳の働きがよくなるというわけだ。
今までは脳の機能を鍛えるためには、記憶の繰り返しによる訓練が有効だと考えられていたが、そうではなく、頭を使ってそれを実行に移すことこそが、脳の入力や出力を一番効率よく行えるメニューだ ということがわかってきた。
研究者によると、最初は何かの間違いだと思ったらしく、それほど意外なところに、脳を活性化させる鍵があった というわけだ。
高齢者への調査でも、前頭前野の機能が衰えていない人は、写経や家計簿を手計算するといった、しっかりとした日常習慣を持っている人ばかりだったという。
昔から「読み・書き・ソロバン」と言われるように、この場合は歴史の中で受け継がれてきた方法 というのは、まさに活性化そのもののキーだったのだ。
運動が脳の若返りを促す
前頭葉が縮むと意欲が衰え、知的活動が低下するのだが、同時に身体を動かすことさえもおっくうになってくる。
肉体の能力が低下すると、行動範囲が狭くなり、さまざまな刺激に出会うチャンスが減ることになり、脳にとって はマイナスの要因となる。
運動をしなくてはいけないことがわかっていても、どうしても行動に移せないというのは、言い換えれば老化が進 んでいる証拠だといってもいいだろう。
そもそも脳は体を通さなければ何もできない。
脳というものは、もともとが、体を動かすことを求めている。
体を動かすことは、筋肉の若返りより、むしろ脳の活性化に効果があるのだ。
あなたは定期的に運動をしているだろうか?
トレーダーが成績を伸ばしたければ、運動をしてみることだ。
絶対に効果がある。
と書いても運動をやらない人、できない人、やろうと努力できない人は、老化が進んでいるという危険信号なのだ。
トレードは脳を活性化するための絶好のトレーニング
人間の脳の老化は予想以上に早く始まっているため、六十代になると前頭葉は明らかに縮み始める。
日本人のとりわけ男性の場合、定年退職してしまうと人間関係が一挙になくなってしまい、老化に拍車がかかるようになる。
脳の機能は50代半ばくらいまではそれほど低下しないのだが、60歳を過ぎた頃から急激に低下するという。
つまり60歳から脳を鍛えるトレーニングをするよりも、早い時期に始めるに越したことはないということだ。
研究では、20代から50代の男女を対象に、計算・音読を毎日続ける実験を行ったところ、平均年齢48歳のグループで、毎日五分間、芥川龍之介の名文などを声に出して読 むだけで、1カ月後には記憶力が10歳分ぐらい若返ったという。
また、1990年代にアムステルダムで行われた研究によると、情報処理速度に代表される知的能力が衰えていない高齢者ほど生存率が高いという結果が出ている。
これは、心臓病やガンといった持病の有無よりも影響するというのだから驚きだ。
さらに興味深いのは、寿命に関係する知的能力は、若い頃の学歴とは関係がなく、歳をとってからの知的機能と関係するという点だ。
この研究では高校卒の方が、大学卒の人より生存率がいいほどで、逆に言えば大卒は定年になったら抜け殻のようになってしまう率が高いということになる。
つまり過去がどうだったかではなく、今も含む未来に頭を使い続けるかどうかが重要なのだ。
こうした能力を鍛えるには、まさに「継続は力なり」で、毎日続けることで大きな効果が現われてくる。
たとえ1日10分でも、効果は蓄積するため、3カ月や半年後には、目に見えた違いが現われるという。
要するに筋肉を鍛えるのと同じこと。
1週間でいえば、5日は必ず継続させることだ。
ここまで読まれたたけで、トレードがどれだけ能の活性化と若返りに効果があるかが、よくお分かりになるだろう。
退屈な日常が老化を促進させる
脳に一番悪い影響を与えるのは、刺激のない日常の繰り返しだという。
さらに、楽器を習うなど、趣味をもつことは脳にとって大変よいことで、日本には「年をとったら地味に大人しく暮らすのがいい」という、もっともらしい文化があるが、それは間違いだと いうことを理解しておく必要がある。
若い頃なら箸が転んでもおかしいくらい刺激に満ち溢れた毎日を過ごすことができるが、年をとるに従ってそう簡単に目新しいことに出会えないのが普通だ。
だからこそどんどん積極的に行動しないと、脳に刺激を与えることはできない。
さらに老人ホームなどではガールフレンド、ボーイフレンドができると服装が若返り、生き生きしてくるといった事例はいくらでもあるように「恋愛 」には著しい効果があるという。
またお洒落を心がけることも、簡単にできる老化予防法だという。
このようにコミュニケーションと脳の老化には密接な関係があるのだが、年をとると孤独な状態にな りやすく、いわゆる家族や、社会の中での居場所がなくなってくる、または狭まってくるのが大きな要因となるのだ。
では具体的にはどうすればいいのだろうか?
トレードで言えば、トレードフロアに参加してトレーダーから刺激を受けたり、チャートをプリントアウトして、他人へ声を出して解説をするという行為は、老化を逆行させ、若返るという面からは、まさに理想的なパターンだといえるのではないだろうか。
さらに「無償の行為」と呼ばれる「愛」に代表される行為が人間の能力を最大限に発揮させるという側面から考えると、儲かるようになったトレーダーがボーダーライントレーダーをサポートするという、エグゼキューショナートレーニングは、こうした脳を若返らせるという面から見ても、素晴らしいシステムだといえるだろう。
と自画自賛でフィニッシュ。(笑)