シャープが、年初来安値を更新し、下げ止まらない。
鴻海からの資金調達計画も譲歩やむなしという状況になってきた。
今日のニュースでは、業績悪化による株価急落で、シャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業との出資契約の条件を見直す検討に入ったという。
3月の契約では、鴻海グループが1株550円で計9.9%の株式を取得する予定だった。
だがシャープの株価が急落したため、鴻海側が見直しを要求。
株価がこれだけ下がれば、シャープ側も応じざるを得ず、株式譲渡金額を引き下げる方向で鴻海と協議するとみられている。
3月の契約時点では、鴻海グループが来年3月までに、計約669億円を出資する予定だったが、株価が下がれば、鴻海からの資金は大きく減るわけだ。
シャープ(6753)の株価はついに100円台に。
4-6月期決算は売上高が前年同期比28.4%減の4586億円。
営業損益は941億円の赤字に転落。
経常損益も1038億円の赤字。
月足で見ると、2000年に株価は2600円台を記録していた。
シャープはリストラを本格化し、人員削減は今年度中に希望退職者の募集などで、国内外のグループ従業員約5000人を削減するという。
こうして見ると、人員削減のタイミングが遅すぎるのではないだろうか。
またこうした計画を立てる際に、役員は自社の株価チャートを見ていなかったのだろうか?
とにかく、やることなすことが、後手後手に回っている。
株式市場では、通常株価が100円台を記録すると、その会社はまず倒産、あるいは買収されること間違いなし、というサインなのだ。
さてどうなるのか?
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