味覚を磨く

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日記では時々マーガリンやショートニングの危険性に触れることがあります。

ですが特定の食品の危険性だけを取り上げるのが目的で、書いているわけではありません。

添加物や怪しげな製法で作られたものでも、使いようによっては恩恵を受けられるという側面があります。

 

自分で作れば数時間かかるものが、加工食品なら数分でスーパーやコンビニで、いつでもどこでも簡単に安く手に入れることができる。

あるいはすぐに腐ってしまうはずのものが、長持ちしておいしく食べられるなどのメリットもあるわけです。

ですが、それだけに目を向けて、毎日そうしたものを日に三度口に入れていたら、どうなるでしょうか?

年に1,000回以上口からカラダへ吸収されるものによって、体は確実に変化してゆきます。

 

TasteB.jpg

  

ほとんどの人は「大手スーパーで売っているのだから、変なものであるはずがない」とか「名の通った一流メーカーのものだから大丈夫だろう」あるいは「TVのワイドショーで取り上げていたから間違いない」などと、無邪気に信じたものを毎日食べています。

一方で本屋へ行けば、体に与える害や毒性だけに注目し、その危険性だけをあげつらうようなタイトルが、少なからず目に飛び込んできます。

「何々は危険だ」とか「あれは食べてはいけない」などと声高に主張し、危険性を煽って本を売りたいかと思うような内容のものも、見受けられます。

 

ですが我々は、それらすべてを自分で実験し、自らの目で確認するなどということはできません。

それを「信じるか信じないのか?」の2択しかできないのです。

そんなことを言ってたら、食べるものはなくなるから「何も考えずに、食べたいものを食べる」。

あるいは「自分で調べていいと思うものだけを食べる」。

という選択において、面倒なことを避けたいがために、ほとんどの人は前者の道を選ぶのです。

その結果は言うまでもありません。

 

 

私は後者の道を選択しました。

ですが、それほど「面倒なことをやらなければならない」というわけではありません。

まず調べたい本の内容がどの程度の整合性を持っているのかです。

ある程度の信頼性を確認し、そのジャンルで信頼できると思われる複数の本で、検証してゆきます。

 

私は本を早く読むことができるので、普通の単行本なら、ざっと内容を把握するには、20分もあれば十分。

本は最新のものでなければ、アマゾンで Used  つまり中古を探すことで、半額から4分の一位の値段で手に入れることができます。

つまり複数の信頼できそうな筋からウラを取るわけです。

もちろんその結果を楽しみながら読むわけですから、ちっとも苦になりませんし、まとまれば日記のネタにもなります。^^

 

ですが最後に頼りになるのは自分の舌です。

こだわりのある蕎麦屋は、ほとんどが材料を厳選し、味で勝負しています。

ですからそうした類のレベルのものをコンスタントに食べることによって、舌が学習し、やがて「違い」がわかるようになります。

 

今では、インスタントラーメンやスナック菓子はめったに口にしませんが、昔はそういったものも食べていました。

ですが、今ではそういうものを食べると「おかしな後味が口に残って気持ち悪くなる」ため、化学調味料やたんぱく加水分解物を「頭」ではなく「舌」が嫌がるのです。

添加物をなるべく避け、手づくりの食生活を心がけていると「混ぜモノ」の味がわかるように、味覚が変わってゆきます。

 

ですがジャンクフードによって「舌」が麻痺したらもう一生ダメ、というわけではありません。

禁煙と同じで、いつはじめても、遅すぎるということはないのです。

 

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