米航空会社は、機内でのWiFi(無線LAN)のサービスを強化しているが、日航もようやく重い腰を上げたようだ。
日本航空は、来月15日から成田空港とニューヨークを結ぶ便でサービスを開始する。
ANAは来年の夏、というからのんびりしたものだ。
将来は、これまでモニターで放映していた映画やテレビ番組が乗客の持つスマートフォンやタブレット・ノートパソコンへ提供されることだろう。
航空会社にとっては有料サービスのため新たな収益源にもなるわけだ。
現在、乗客用飛行機の1/3以上の約1260機で、WiFiサービスが提供されている。
2013年までには、半分以上の飛行機がネットにつながる予定だという。
JALの場合、24時間までが21.95ドル。
デルタ航空の場合、24時間までが12ドルと安い。
アラスカ・エアラインのWIFIマーク
デルタ航空では2011年9月から装備を開始し、ERJ-170型、ERJ-175型、CRJ700型、CRJ900型のリージョナルジェットにもWi-Fiを導入し、最新の計画では2012年夏までに運航する800機に装備される予定だという。
デルタ航空は2011年9月7日、アトランティック・サウスイーストがデルタコネクションとして運航するCRJ700型の機内でWi-Fiサービスをはじめた。
ERJ-170型、ERJ-175型、CRJ700型、CRJ900型のリージョナルジェット250機にもWi-Fiの導入を予定し、2012年はじめにも完了する予定だ。
これにより、アメリカ国内線では合計800機、全体の約8割の機材でインターネットアクセスができるようになる。
デルタ航空は2011年10月5日、同社の運航機材でWi-Fiを利用した機内エンターテイメントをアップグレード。
アクセスページに「Delta Connect」をポータルサイトとして導入、オンデマンドで各種エンターテイメントを選択できる。
また、このポータルにはデルタのパートナーのレストラン情報などを提供する「OpenTabl.com」、会員制ショッピングサイト「Gilt.com」なども掲載されている。
また、B757-300型16機でテレビ番組や映画が視聴できる有料のオンデマンドのエンターテイメントサービスを開始。
同型機では2012年初頭までにタブレットや携帯端末でも利用できるようにする。
2012/02/25 デルタ航空は導入を進めている機内Wi-Fiサービスをニューヨーク・ラガーディア空港、ボストン・ローガン空港、ワシントン・レーガン・ナショナル空港を結ぶ3路線、ラガーディア/オヘア線のデルタコネクション運航便でもサービスを開始。
ルフトハンザドイツ航空は2012年3月26日、日本路線で機内インターネット接続サービス「FlyNet」を開始。
2012年内にA380型を除く全機材にFlyNetを装着する予定。また、A380型には2013年に導入。
日本、韓国路線以外の長距離路線では、南北アメリカ路線と中東路線ではサービスを開始。
長距離路線に投入する機材の60%にFlyNet設備が搭載されている。
FlyNetは、機内でノートパソコン、スマートフォンなど無線LAN対応機器でインターネットが利用できる。
さらに、2012年内にはGSM通信も可能になる予定だという。
2011/03/23 コンチネンタル航空(CO)は同社のB737型、B757型の200機に無線インターネットサービスを提供する機器を導入する。
時期は2012年からを予定している。
動画などリッチコンテンツ閲覧ができる高速インターネット設備の導入だ。
なお、ユナイテッド航空(UA)はすでにニューヨークJFKとロサンゼルス間、サンフランシスコ間で機内インターネットサービスを提供している。
アメリカに本拠を置く航空機への無線LANサービスを提供する企業、Gogoは2012年3月27日、商業機1500機目に同社のサービスを導入したと発表。
2012年にはすでに140機を超える機材に無線LAN設備を導入している。
Gogoは現在、エアトラン航空、ヴァージン・アメリカ、デルタ航空、アラスカ航空、アメリカン航空の約300機、USエアウェイズ、フロンティア航空、エア・カナダ、ユナイテッド航空と9社で採用されている。
このため、Gogoによるサービス提供は北米の商業機の約87%に達している。
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