「女性のためのモテるためのセットアップ」を!
というリクエストをいただいた。
「モテるためのセットアップ」というタイトルで勝手なことを書いたが、まさかの事態。^^;
ちょっと買いかぶりすぎだとは思うけれど、女性からそう言われて黙っているわけにはゆかないのが、オトコのツライところ。(笑)
モテるといってまず、頭に閃くのは「いい女」「いい男」というベタだがわかりやすいキーワードだ。
何故モテるのか?
「いい女」だからと言ってしまえば見も蓋もなくなるわけだが、一口に「いい女」といっても個人差というか好みがあって人それぞれ。
ところで、ところ変われば品変わるというように、「いい女」の定義は、日米では少し傾向が違っているようだ。
日本人の女性は、多少のことは我慢して相手に尽くすというイメージに、女性自身も、また男性も期待している部分があると思う。
だから、女性自身も比較的控えめで、男性に尽くすというベクトルに向かって、知らず知らずのうちに進んでいるというケースが多くなるのではないだろうか。
だが果たして男性が、本当にそうした女性像を求めているかというと、それは大いに疑問だ。
むしろどちらかといえば、手応えのある、いってみれば少し「ビッチ度」の高い、女性の方がモテる確率は高いのではないだろうか。
「ビッチ度」のビッチとは、よく映画などで Son of a bitch 、カタカナで書くと「サラバビッチ」というようなフレーズを聞かれたことがあると思うが、かなり頻繁に使われるアレのこと。
ビッチを辞書で引くと、「めす犬・意地の悪い女・ふしだらな女・スケ・アバズレ・いやな女」などというように、一般的には悪い意味で使われるのが、一方で bitch kitty というように、「素晴らしい女、とてもいい女」という意味でも使われるのだ。
ニュアンスとして「洒落た、セクシーな」という意味合いを含んでいるといえばいいだろうか。
このように、「ビッチ度」は寿司のワサビのように、適量でピリっと効かせることによってマイナスを、大きなプラスへと逆転させることのできるアイテムなのだ。
これを適量使うとどうなるのか?
言葉での微妙な言い回しは難しいので、キーワードを並べてみると・・
男にしがみつかない、尽くさない、いいなりにはならない。
同性に対しても「合わせない」スタンスを表現できる。
他人の意見に対しての意見を、多少の傲慢さと共に持っている。
ユーモアのセンスを持っている。
ということになるだろうか。
自分が尽くすことで、相手にも応えて欲しいと言う気持ちが強過ぎると、ついつい相手に合わせてしまう。
「努力して相手のハートを射止める」ために、やれ手料理だ、チョコレートだと言って、最後に黒いランジェリーで男を追いかければ、一時、男は喜んで望むとおりになるかもしれない。
だがそのあとで、男は必ず去って行くものと、相場は決まっている。
その理由は、男は彼女の一生懸命な努力の理由に対して、次のような二つのシナリオを考えるからだ。
自分の気を引こうとしているのか?
男になら、誰にでもそうするのか?
一時の興奮が収まり、冷静さが回復するにつれて男たちの頭には、この2つの疑問が頭をもたげ始め、彼女の努力を素直に喜ぶ気持ちには、なれなくなってしまうのだ。
男性が女性に魅力を感じるのは、最初は容姿からだろう。
だが、すぐに魅力を感じる対象は「女性の態度」に移ってゆくもの。
だが女性が自信を持って振る舞えば、男というのは単純なもので、彼女の価値をいとも簡単に信じてしまうものなのだ。
と言い切っていいのか? > オレ(笑)
大事な点は「男性をその気にさせる」のではなく、欲望が満たされた後も、彼をその気にさせておけるかどうか?なのだ。
これがモテるとモテないの境界線になるのだと思う。
ルックスはさほど問題ではない。
もちろんいいに越したことはないが、本当にいい男というものは、外見にはそれほどこだわらないものだ。
美人で知性があっても振られる、または、美人なのに、似合った「素敵な恋人」がいない女性は「ごまん」といる。
「美人度」より大事なのは「ビッチ度」。
これが少ないと、男性の情熱の炎はすぐに消えてしまう、というか火がつきにくいのだ。
たとえばある男が、つきあっている女に「ちょっと考えさせてくれ」と切り出したとしよう。
ここで「ビッチ度」が不足していると「お願い行かないで」という方法へエントリーしてしまう。
だが「ビッチ度」を持っていれば、彼の荷造りを手伝うという行動に出るわけだ。
自分を大事にするなら、自分を必要としない相手に用はないのだから、追いすがったりはしない。
こうしたときでも、強さを失わない、それが何とも言えない「ビッチ度」の魅力なのだ。
そしてそれが、ひいては男に離れる気持ちを起こさせない方向へ働くのだ。
これは立場を逆転させれば、さらによくわかるだろう。
映画のヒーロー、たとえば 007 のジェームズ・ボンドは男だけれど、この「ビッチ度」をきちんと持っている。
日本のテレビドラマでは、ヒーローとなる主役がこの「ビッチ度」なしで勝負をして、脇役がビッチ度を持っているというケースが多く、それが多くの日本女性を勘違いさせている。
まあ、視聴率に媚びているディレクターに「ビッチ度」を持てと言う方が、無理なのかも知れない。
だがオトコの場合はこのようなビッチ度が過ぎると、モロ嫌われるため、リスクが高いアイテムなのだが、女性は少々強くても意外なことに嫌われる度合いが少ないのだ。
女は男に媚びを売る女を嫌う。
だが 「ビッチ度」が高い女性は同性からもモテるのだ。
それはともかく、男性にも「ビッチ」には見習うことがたくさんあるようだ。